【事案】
信号のない交差点を自転車で走行中に、信号無視の自動車にはねられたもの。
【問題点】
受傷から2年以上経過しており、しかしながら高次脳機能障害については何も検査がなされておらず、早急に高次脳機能障害の評価を専門医に受ける必要があった。
【立証のポイント】
画像を分析したところ、右側頭骨骨折、くも膜下出血、硬膜下血腫、急性脳浮腫が確認できた。損傷が非常に広範囲で、脳の左半分がほぼ損傷を受けており、体麻痺等が残らなかったのも奇跡的である、と医師もおっしゃっていた。
症状としては、『喜怒哀楽が激しい』『質問に対し的外れな答えが多い』『周りを気にしない不必要な発言が多い(太っている人に向かって、太っているね、と発言してしまうなど)』『笑い出すと止まらなくなり、診察が不可能になる』『物がなくなるとすぐに誰かのせいにし、誰かが盗んだと大騒ぎをする』などがあった。
高次脳機能障害の専門病院をご紹介し、必要と考えられる検査をピックアップし、神経心理学検査の依頼・実施を医師にお願いする。
ご家族からも、特に情動障害の部分について聞き取り、日常生活状況報告書等にまとめていく。
神経系統の医学的意見、においても、検査で数値化されない障害について医師にしっかりとご記載いただいた。
5級2号が認定された。
(平成29年1月)

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