膝蓋腱反射
・目的・・・L2~4レベルの反射弓またはその髄節より上位の錐体路障害の検査
・検査方法・・・背臥位で行う場合は、被検者の膝関節を30~50°屈曲させた肢位で行う。
座位で行う場合は、下腿を椅子から垂らした肢位で行う。
検者の示指を被検者の膝蓋腱に当てる。
膝蓋腱に当てた検者の示指をハンマーでたたく。
・判定基準
消失(-)・・・反射が得られない
低下(±)・・・関節運動を伴わないわずかな筋収縮
正常(+)・・・若干の膝関節伸展が認められる軽度の筋収縮
亢進(++)・・・膝関節の伸展が認められる
著明な亢進(+++)・・・著明な膝関節が認められる。クローヌスを伴うこともある
アキレス腱反射
・目的・・・L5~S1レベルの反射弓またはその髄節より上位の錐体路障害の検査
・検査方法・・・背臥位で行う場合は、被検者の両下肢を軽度外転・外線させ、両側の踵を正中線上で合わせる。
座位で行う場合は、被検者の下腿を椅子から垂らした肢位で行う。
検者は被検者の足底を押して、軽く背屈位とさせる。
アキレス腱を直接ハンマーでたたく。
・判定基準
消失(-)・・・反射が得られない
低下(±)・・・関節運動を伴わないわずかな筋収縮
正常(+)・・・若干の足関節底屈が認められる軽度の筋収縮
亢進(++)・・・足関節底屈が認められる
著明な亢進(+++)・・・著明な足関節底屈が認められる。クローヌスを伴うこともある