舟状骨骨折の基礎知識

受傷機転

バイクや自転車で転倒し、手を背屈してついたときに頻発します。
もちろん、この限りではありませんが、例えば自動車運転中に追突されて舟状骨を骨折した、などのケースでは立証が困難になることは避けて通れません。
また、この骨折の特徴として、骨折を見逃し手関節の捻挫として放置したために、偽関節となることが多いことです。
偽関節とは、骨折したが骨癒合が不良で、関節のように動くものをいいます。

症状

受傷直後は、手首の母指側(親指側)のつけ根付近に痛みと腫れが生じます。
時間の経過とともに痛みと腫れは軽快しますが、骨折を放置していると骨折部の骨がつかず、偽関節になることもあります。
起き上がろうとしたときに手をついたときや、重い荷物を持った時に手首に疼痛が生じ、力が入らなくなるのが特徴です。
ですので、舟状骨骨折が疑われるときは、画像とともにこれらのケースについて疼痛が増すかどうかの確認をさせていただいています。

診断

基本的には、レントゲンにて診断が可能です。
しかし、特に受傷早期では骨折がレントゲンでは診断できないことが多く、その場合は時間をおいて後日、MRI撮影をして確定診断を行います。
しかし、これはあくまでも治療上の話。我々は、舟状骨骨折が疑われている場合、または診断はついているものの画像所見が医証として不十分であると判断した場合は、積極的にMRI撮影を医師に依頼しています。

治療

舟状骨は血行が悪いため、治りにくい骨折の一つです。
ギプス固定で保存的に治療する場合、固定が長期に及ぶことが多いため、最近では特殊ネジによる固定を行って治療期間を短縮する方法も積極的に採用されています。
偽関節になったものの場合は、放置すると手関節全体に悪影響を及ぼしてくるため、手術が適用されます。
その場合は、手関節の専門医の受診が不可欠です。

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