膝蓋骨骨折と膝蓋骨脱臼

膝蓋骨の骨折について

膝蓋骨は、膝関節の前方に位置し、いわゆる膝のお皿と呼ばれている骨です。
膝蓋骨は、裏側の軟骨部で大腿骨と関節を有し、膝の曲げ伸ばし運動を滑らかに行い、膝関節の動きをサポートする役目を果たしています。

交通事故では、自転車、バイクと自動車の衝突で、車のバンパーで直撃を受ける、はね飛ばされて膝から転落する、ダッシュボードに膝部を打ちつける、などの受傷起点で発症しており、膝部の外傷では、もっとも多発している骨折です。
症状は、強い痛みと膝関節の腫れが出現、膝を自動で伸ばすことができなくなります。

膝蓋骨骨折

骨折のパターン

骨折のパターンは、横骨折、縦骨折、粉砕骨折の3つです。
骨片の離開のないときは、保存的な治療がなされます。
膝を伸ばす大腿四頭筋が急激に強く緊張する、つまり、介達外力により骨片が上下に離開した横骨折では、手術により、キルシュナー鋼線とワイヤーで固定が行われています。
手術後は、膝の可動域の改善を目的としたリハビリテーションが始まります。

膝蓋骨に対する直撃で、開放性骨折となったときは、手術による固定と感染対策が必要となります。
治療については、単純な骨折では比較的良好なケースが多いです。
しかし、開放性骨折や骨片が3つ以上に粉砕された骨折、大腿骨果部や脛骨プラトー部の骨折に合併したときは重症であり、痛みによる神経症状だけでなく、膝関節の機能障害の残存も視野に入れた後遺障害の立証を必要とします。

膝蓋骨の脱臼について

膝蓋骨脱臼とは、膝のお皿が、膝の正面の本来の位置から外れることで、膝の構造・形態的特徴から多くは、大腿骨に対して外側に脱臼しています。
膝蓋骨は膝の輪切り図では、大腿骨正面の溝にはまるような位置にあります。
膝蓋骨が溝を乗り越えて外れることを脱臼、乗り越えてはいないが、ずれることを亜脱臼と呼びます。

膝蓋骨脱臼は、ジャンプの着地などで筋肉が強く収縮したときや、膝が伸びた状態で急に脛骨をねじるような力が加わったときに発症していますが、元々膝蓋骨が脱臼しやすい身体的条件、膝蓋骨に向かい合う大腿骨の溝が浅い、膝蓋骨の形成不全、膝蓋腱の付着部が外側に偏位しているなどを持っている人に起こりやすいと言われています。
脱臼を発症しても、多くはで膝蓋骨は病院に搬送される前に元の位置に戻ります。
脱臼に伴い、軟骨等に損傷を受けることがあります。
その損傷の程度によっては、手術が選択されることもあります。

膝蓋骨脱臼

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