むちうちと可動域測定について

むちうちと可動域測定について

むちうち(頸椎捻挫、外傷性頚部症候群)の治療時、または後遺障害診断時に、頸椎の可動域測定がなされる場合があります。(腰椎捻挫の場合も同様です)
頸椎・腰椎の可動域については、圧迫骨折等の器質的損傷が伴う場合でなければ評価・審査はなされません
したがって、むちうちの場合は可動域の測定は必要ありませんし、測定を医師に依頼する必要もありません。
ただ、医師が率先して測定しようとされる場合は、それを否定・拒絶してはなりません。
なぜなら、医師の心証を害してしまう恐れがあるためです。

注意・留意すべき点

注意すべきことは、もし可動域測定が行われる場合はあるがままの可動域を正確に反映する、ということです。
可動域がまったく正常値であったとしても、認定においてはまったく問題はありません
しかし、必要以上に可動域制限がある場合、それはむしろ逆に不利となります
なぜなら、画像所見と可動域制限との整合性がとれないためです。
そのため、必要以上に大きな可動域制限によって、症状全体についての信用性が疑われ、症状そのものについて疑問視されてしまう危険性があるのです。
異議申立によって一度疑われてしまった医証を修正するのは困難を極めます。
そのため、症状固定時などに可動域測定を医師が行う場合は、適当な気持ちで受けるのではなく、よくよく留意した上でしっかりと計測に臨む必要があります。

まとめ

むちうちにおいての可動域測定は、その数値についてプラスに評価されることはなくとも、マイナスに評価される危険性を孕みます。
当然ですが、むちうちに限らず、ありえないような所見が出てきた場合は、本来14級が認定される可能性があったにもかかわらず審査でははじかれて非該当とされてしまうのです。
大げさに見せようとした意図はなかったとしても、計測を適当に受けてしまった、または計測自体が正しく行われなかった、というケースもあり得ることですし、実際に発生しています。
そのため、当事務所ではむちうち案件であっても症状固定時には必ず医師面談を実施して、問題が発生しないよう対応しています。

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