遂行機能障害
介護スコアでは2または1に該当します。
生活上必要な情報を計画して実行していく作業が困難になります。
遂行機能障害では、計画、実行、確認が困難となり、支持されたことには対応できるが、自分からは能動的に動けない、また2つ以上の作業を同時に行うことができない、といった障害が現れます。
見守りや声掛けがないと、ミスや勘違いが頻発します。
失語
介護スコアでは、2もしくは3に該当します。
・話す内容が文章にならず、会話が成り立たない
・同じことを何度も言う
・相手に話したいことが上手く伝えられない
・簡単な単語が出てこない
・張力は正常であるが、音に対して反応ができない
などの症状があります。
半側空間無視
介護スコアでは、1または2またはに該当します。
眼自体は正常ですが、左側の物について見落とし認識ができない状態です。
食事の時に左側にあるものに手を付けない、歩いているとだんだん右側に寄っていく、左側にあるものによくぶつかる、などの症状があります。
記憶障害
介護スコアでは、1、2または3に該当します。
・少し前に話したことを忘れる
・約束を守ることができない
・物をよくなくす
・曜日や時間がわからない
などの症状があります。
地誌的障害
介護スコアでは、1または2に該当します。
・地図を読むことができない
・道がわからなくなることが多く、自宅にたどり着けない
・今何階にいるのかわからない
などの症状があります。
失行
介護スコアでは、2または3に該当します。
今までできていた行動ができなくなります。
例えば、箸をもってもその使い方がわからなかったり、櫛をもってもその使い方がわからない、などの症状があります。
失認
介護スコアでは、2または3に該当します。
触覚失認、聴覚失認、視覚失認、身体失認、病態失認があり、それぞれ今まで認識できていたことができなくなります。
社会的行動障害
介護スコアでは、2または3に該当します。
・易怒性
・こだわりが強い
・羞恥心の欠如
・自傷行為
・妄想
などの症状があります。対人関係が上手くいかなくなり、良好な対人関係の維持が困難となります。
てんかん
介護スコアでは、3に該当します。
1日に2ないし3回の抗痙攣剤の内服が必要で、1人での外出が困難となります。
尿崩症
介護スコアでは、2または3に該当します。
頭部外傷を原因とする中枢性尿崩症では、抗利尿ホルモン作用のあるデスモプレシンを点鼻する必要があります。