高次脳機能障害 遂行能力・持久能力注意機能の検査①

遂行機能とは

遂行機能は一般的に、日常生活において自ら目標を設定し、計画を立てて実際の行動を効果的に行う能力です。
また、何らかの問題に遭遇した際に、それを解決していくために動員される一連の複雑な認知・行動機能の総称と考えられており、問題解決能力にも影響を与えています。

症状について

以下のような症状が見られます。

・自ら行動しない
・物事を最後までやり遂げることができない
・効率よく物事を進めることができない
・一つ一つ指示をしなければ行動できない
・見通しを自分で立てることができない
・周囲を気にせずに自分勝手な行動をする
・無気力ですぐに倦怠を示す

トレイルメイキングテスト

この検査では、視覚的な情報処理能力、注意配分能力を評価することができます。
仕事等に復帰した時の事務処理能力をこの検査で計ることができます。
単純で簡単な作業ですが、集中力を要求されるため、集中力が続かない場合は時間がかかることになります。
それによって、持久力の低下を推察できます。
また、この検査では遂行機能能力についても一定の評価が可能です。

パサート

この検査は聴覚的な情報処理能力、注意配分能力を評価することができます。
ランダムに読み上げられる1~9の数字を1回ずつ足し算していきます。
足し算をしながら加算する数字を覚え、次の数字を足していく作業ですが、次々に数字が読み上げられていくため、集中力が要求されます。
集中力が続かず、すぐに諦めてしまう、イラつく、拒否するなどの場合に、結果として中止となることも少なくない検査です。

注意機能スクリーニング検査

ランダムに並んだ数字から指示された数字を消し込んでいきます。
3回繰り返し、見落としや間違いの数を見ることで注意力を数値化していきます。
特別な装置や器具がいらない、被検者に過度の心的負担をかけず、短時間で実施できるために採点・評価が比較的簡単です。
リハビリ施設では継続的に行い、回復度合いを測るのに用いていることもあります。

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