高次脳機能障害 記憶障害についてのリハビリについて

自覚があるかどうか

記憶を保持することができない、ということは非常に本人にとって不安なことです。
自分がいる場所について、や自分がやろうとしていることについての理由について、把握ができないということは非常に不安で苦しいことです。
そのために、まずは『自覚』を持つことが大切です。
自覚とは、自分には記憶障害があるということについての自覚です。
前提条件としてこの自覚を持つことができるかどうか、がその後のリハビリにとって大きな岐路となります。

自覚を持つことができたら

自分には記憶障害がある、という自覚を持つことができたなら、それをカバーするためにメモ帳や手帳などを使用するようになります。
また、忘れやすいことは毎日行う習慣と関連付けて行うように工夫をすることになります。
例えば、毎朝野菜ジュースを飲む習慣があるとすれば、野菜ジュースと一緒に薬を置いておくようにすれば薬の飲み忘れを防ぐことができるようになります。
これはリハビリでは、プレマックの法則という行動療法です。

また、手紙の交換や定期的な面談などで他人と情報の共有を密にして、情報の共有をしておくということも有効です。
情報を複数人で共有することによって、そのこと自体が支援となり、リハビリとなります。
記憶障害の被害者に対して、唐突に『今日は何日?』『今朝は何を食べた?』などと質問を試すことはあまり望ましいことではありません。
被害者の心情を苛むと共に、他人との情報共有や連絡を閉ざす原因となりかねません。
記憶障害についてまず前提として自覚したうえで、周囲と接点を持ち、他人と情報を共有し、様々な工夫をしていくことがリハビリとなります。そして、本人がその工夫による成果を感じることができることが大切です。

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