人工膝関節置換術について

膝関節の構造

膝関節は、二つの関節が隣り合って構成されています。
・膝蓋大腿関節・・・膝蓋骨と大腿骨の間にあり、膝を伸ばすときに使う大腿四頭筋をスムーズに動かす役割を果たしています。
関節の裏側は柔らかな軟骨で覆われ、滑るような動きが可能となっています。

・大腿脛骨関節・・・大腿骨と脛骨の間にあり、膝の屈伸の他に、脛骨の回旋運動(ひねる動き)の役割を果たしています。
大腿脛骨関節には半月板があり、半月板は軟骨です。クッションの役割を果たしています。

膝関節はこれら二つの関節のおかげで大幅な動きを可能としている反面、骨の構造じたいは不安定にできており、筋肉や靭帯がその安定に大きな役割を果たしています。走ったりジャンプしたりしたときに膝がぐらつかないのは、筋肉や靭帯の働きによるものです。

外傷による膝関節の障害と手術の適用について

膝関節に外傷を受け、半月板の損傷や骨の変形、靭帯の緩みなどが残存している場合、関節炎を繰り返し将来的に変形性膝関節症に進行する場合があります。
膝関節の変形によって日常生活に影響を及ぼすほどの痛みを生じている場合は、人工膝関節置換術の手術が必要となります。
手術の最大の目的は、痛みを取り除くことです。

置換術は、麻酔⇒切開⇒大腿骨、脛骨の表面を人工関節の形に削る⇒トライアルを合せる⇒人工関節を骨に固定する⇒関節内を洗浄し傷を閉じる
という手順で行われます。

リハビリについて

リハビリでは、主に筋肉の訓練、関節を動かす訓練、歩行訓練が行われます。
筋肉の訓練では、膝を伸ばしたまま下肢全体をあげる訓練を行います。
関節を動かす訓練では、持続的関節他動訓練器(CPM)を用いて、膝の曲げ伸ばしを行います。
歩行訓練では、初期は平行棒につかまりながら歩行、しだいに杖歩行、階段の練習と移行していきます。

予後について

人工関節は人工物なので、過度の動きをしたりすると緩みが生じる場合があります。
しかしながら、近頃は技術が飛躍的に向上しており、耐用年数なども非常に長くなっています。
通常の常識的な日常生活においては、過度の心配は必要ない、と言えます。
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