中心性脊髄損傷の被害者様への対応について

脊髄について

脊髄とは、脳幹から伸びる神経線維の束のことを言い、第1腰椎~第2腰椎の辺りまで存在します。
日本人の男性で41~47cm、女性で40~45cmくらいの長さがあります。

脊髄の外周は神経線維の層となっており、内側には神経細胞集団があります。
前者は白質、後者は灰白質です。

灰白質の神経細胞は、単純な処理を行う場合には脳まで情報を伝達せずに現場で働くことがあります。 膝の皿の下を叩くと足がピョコンと跳ね上がるのは、この働きのせいです。
いわゆる『腱反射』のことです。

脊髄損傷の原因と分類

脊髄損傷の原因としては交通事故、転落、転倒など、外傷性のものが多く報告されており、40%以上が交通事故由来とも言われます。
損傷の程度、部位によって、以下のように分類されます。

・完全損傷
・不完全損傷
 ├ 前部脊髄損傷
 ├ 中心性脊髄損傷(Schneider型)
 ├ 後部脊髄損傷
 └ ブラウン・セカール型損傷

中心性脊髄損傷(Schneider型)

脊髄は中心を走る神経が主に上肢を支配しており、外側が下肢を支配しています。
中心性脊髄損傷の特徴は、下肢に比べて上肢に運動麻痺が出現し、温覚、痛覚の障害が認められる点です。

立証方法について

まずはMRIです。
急性期であればT2強調像で高信号となります。
慢性期(受傷から5~6ヶ月後)であれば、T1強調像で低信号となります。
神経学的検査所見としては、深部腱反射が亢進となり、ホフマン、トレムナー反射、ワルテンベルク徴候が見られます。
また、画像所見を補完する意味でASIA(アメリカ脊髄損傷協会)スコアニングシステムやMMTの結果も添付します。

ホフマン

ワルテン

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