高次脳機能障害の症状分類⑥

半側身体失認

自分自身の半身の存在が認知できない症状です。患者は、半側麻痺であるにもかかわらず、「麻痺はない」と言います。また、「どこにでも歩ける」と言う場合もあります。
重篤なケースでは、自分の麻痺している半身の方の手を触って、「自分の手ではなく他人の手である」と言うこともあります。
これらの症状は、自分自身の身体の感覚を認知できないために起こります。
半側身体失認は多くの場合、右中大脳動脈領域に損傷を受けることによって発症します。
自身の麻痺を自覚できないため、よく転倒をします。

半側身体失認の特徴

・「(半身麻痺の方の)手に力が入らないことはありますか?」と聞かれても、「ない」と答える。
・「問題なく歩けますか?」と聞かれて、半身麻痺であるにもかかわらず「歩ける」と答える。

自分自身の身体が不自由になってしまったことを隠そうとする、もしくは認めたくないためにその話題を避ける、これらは半側身体失認ではありません。
半側身体失認は、自身の身体が不自由であることに意識がいかない、認知できない状態です。(うそをついているのではない)
半側身体失認は、半身麻痺の中で特に左半身麻痺の患者に多く見られる症状であるのが特徴です。

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