高次脳機能障害の症状分類⑤

失語症

言語の障害です。「話す」だけではなく、「聞く」「読む」「書く」などのコミュニケーション全般に関わる障害です。

ブローカ失語
相手の言うことは理解できるが、自分が話そうとすると言葉が出てこない状態です。
部位は左大脳前方の損傷による。
・聞きたいことがあるのに聞けない
・聞かれたことは理解できるのに、言葉が出てこない

ウェルニッケ失語
自分から言葉は発することができるが、相手の言っている言葉が理解できない状態です。
部位は左大脳側方の損傷による。
・話し方は問題ないが、間違いが多く内容がともなわない
・聴力に問題はないが、言葉の意味が理解できない

失読
視力・視野に問題はないが、文章を読んで理解できない状態です。
部位は左側頭葉後下部の損傷による。
・文字は書けるが、書いてあることの意味が理解できない

失書
文字を書くことができない状態です。
部位は左側頭葉後下部の損傷による。
・意味のある文字が書けない
。書き間違いが多い

上記のうちどれか一つに当てはまれば、失語症という診断となります。
「伝えたい思いが伝えられない」「周りの人が理解してくれない」等のため、失語症の被害者はその抱える苦悩により、ひきこもりがち、塞ぎこんでいる、気持ちが落ち込んでいるといった状態になっているケースが非常に多い。

失語症の特徴

話し言葉の障害
・滑らかにしゃべることができない
・言葉によく詰まる
・つっかえつっかえ話す
・声がはっきりしない

聞き言葉の障害
・相手の話を理解できない
・メモがとれない
・聞いた言葉を記憶できない
・伝言ができない

読み言葉の障害
・ひらがなやカタカナが読めない
・読むのに非常に時間がかかる
・読むことに注意がいきすぎて、内容を理解できない

書き言葉の障害
・文字が書けない
・パソコンの入力ができない
・誤字が多い

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