高次脳機能障害の症状分類①

注意障害

外部からの刺激に対して、素早く反応したり、見つけたり、注意が持続したり、集中したり、転換したりすることがうまくいかなくなることを、注意障害といいます。

簡単な例を挙げますと、頭を打ち付けたとき、「全体的に反応が遅くなる」「表情の動きが乏しくなる」「ぼーっとした感じ」といった状態を、経験された方も多いと思います。この症状は、全般性の注意障害といわれる症状です。

注意障害は、
①注意の持続 ②注意の転換 ③選択性注意 ④同時処理
の4つの注意機能がうまく働かなくなることによって起こります。

一つのことが続けられない(注意の持続)

注意力や集中力を持続させながら、一定の行動を行うことができない

状況に応じて注意を転換できず、同じことを何度も言ったり、同じ行動を繰り返したりする(注意の転換)

は一つの刺激に対して行動を行っているときに違う刺激に注意を向け対応し、その後変換して元の行動に戻ることができない

まわりの状況に気が付かない(選択性注意)

身の回りの様々な刺激の中で一つの刺激を選択して、そこに注意を向けて行動することができない

まわりの声や音にすぐに注意がいってしまい、落ち着かない(同時処理)

二つ以上の刺激に対して、同時に注意を向けて行動することができない

注意障害の特徴

①一つのことへの集中はできるが、他に注意を転換できない
一つのことに集中することはできるが、他へ注意が向けられない状態です。チャイムが鳴っているのに気が付かない、など。状況変化に対応する力に関与しています。

②いろいろな刺激にすぐに反応して落ち着かない
まわりの声や音に気を取られ、注意力が散漫になる状態です。このこととあのことを忘れないようにしよう、という二つ以上の情報を処理する力は効率性に関与しています。日常生活や仕事上で大きく支障が出る部分です。

③見えているが見えていない、聞こえているが聞いていない
実際に見えていないわけではなく、気が付いていない状態です。気づくという行為は記憶に関与しています。

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