高次脳機能障害とその症状

交通事故後、このような症状はありませんか?

記憶障害

・人の名前や顔が覚えられない
・一日の出来事が思い出せない
・同じことを何度も話したり聞いたりする
・当日の予定を忘れている
【前向性健忘】
受傷ないし発症後に、新しい情報やエピソードを覚えることができなくなり、健忘の開始以降に起こった出来事の記憶が保持されない状態。
【逆行性健忘】
受傷ないし発症以前の記憶の喪失、特にエピソードや体験に関する記憶が強く障害される。
【作話】
実際に体験しなかった事が誤って追想される現象。内容も変動することが多い。その時の会話の中で、一時的な記憶の欠損やそれへの当惑を埋めるような形で出現するものや、外的な刺激によって過去の実際の記憶の断片を修飾したり、利用する形のものもある。

注意障害

・同時にいくつかのことができない
・まとまりのある思考や会話、行動ができない
・注意が散漫になり、集中力に欠ける
・一つの物事に固執して他に注意を移せない
【全般性注意障害】
●集中困難・注意散漫
ある刺激に焦点を当てることが困難となり、他の刺激に注意を奪われやすい状態。
●注意の持続・維持困難
より軽度な注意障害では長時間注意を持続させることが困難になる。時間の経過と共に課題の成績が低下したり、最初はできても15分と集中力がもてない状態。

遂行機能障害

・周囲を気にせず自分勝手にやってしまう
・見通しを自分で立てられない
・一つ一つ指示しなければ行動できない
・自ら行動を開始しない
【行動計画の障害】
結果は成り行き任せか、刺激に対する自動的で衝動的な行動となりやすい。ゴールを設定する前に行動を開始してしまったり、明確なゴールを設定できないために行動を開始することができなくなり、それが動機付けの欠如や発動性の低下と共に表現される行動に繋がることもある。実行能力は有するので、段階的に支持されれば活動を続けることができる。
【行動の実行障害】
活動を管理する方針を作り、注意を持続させて自己と環境を管理する方針を作り、注意を持続させて自己と環境を客観的に眺める過程の障害により、選択肢を分析することなく即自的に行動して失敗しても、度々同様の選択を行ってしまう。環境と適切に関わる為には自身の行動を自己修正する必要があるが、この能力が障害されることにより社会的に不適切な行動に陥る。

行動と感情の障害

・無気力になる
・周囲の状況に無関心になる
・状況に適した行動がとれない
・欲求が抑えられない
・感情のコントロールがうまくいかない
・人に頼りたがる
【意欲・発動性の低下】
運動障害がないにもかかわらず、居室や家から出ようとしない。自発的な行動が見られない。
【対人関係の障害】
社会的スキルは認知能力と言語能力に関わるが、急な話題転換、過度に親密で脱抑制的な発言や接近行動、相手の発現の復唱、文字面に従った思考、皮肉や諷刺・抽象的な指示対象の認知が困難、話題を生み出すことの困難などが含まれる。
【固執】
問題解決に際し、手順が確立していて習慣通りに行動すればうまく済ますことができるが、新たな問題には対応できない。そういった際に認知・行動の転換の障害が生じ、従前の行動が再び出現、固執する。
【情動コントロールの障害】
最初のいらいらした気分が徐々に過剰な感情的反応や攻撃的行動にエスカレートし、一度始まると行動をコントロールすることができない。自己の障害を認めず訓練を頑固に拒否する。突然興奮して大声をあげることもある。
【依存的行動】
年齢よりも幼い態度をとる等退行し、依存的になる。

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