高次脳機能障害 特徴的な症状①

高次脳機能障害の症状で症状は、脳の損傷部位によって多岐にわたります。
今回から数回にわたり、高次脳機能障害の特徴的な症状について一つずつピックアップしていきたいと思います。

病識の欠如

高次脳機能障害の被害者は、自分自身が高次脳機能障害を認識することは非常に困難であると言われています。
そのため、退院後など、社会生活に戻っても実際に困難な問題に直面するまで障害に気が付かずに生活を送っておられる方も多くいらっしゃるのです。

病識の欠如とは、自分の障害について自覚がなく、他人に説明ができない状態のことをいいます。
本人に自覚がないため、周りの人が何か問題を感じていたとしても、多くの場合話がかみあいません。
私が被害者様と面談をさせていただくとき、話がどうもかみあわないことがしばしばあります。
しかしこれこそが、高次脳機能障害の典型的な症状である病識の欠如なのです。
自分の症状(物忘れなど)についてきちんと自覚ができている方は、少なくともその部分については高次脳機能障害ではないと我々は判断します。

具体的な例

・すぐに仕事に復帰しようとする(したいと言う)
・禁止されていることを無理にでもしようとする
・一人でできないことが明らかなものであっても、一人でやろうとする(一人でできると思っている)
・治療やリハビリを拒否する(治療やリハビリの必要性を感じていない)
・事故前と何ら変わっていないと思っている
・障害の存在を否定する

などです。病識の欠如は、ある意味で最もやっかいな高次脳機能障害の症状と言えるかもしれません。

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