高次脳機能障害 失認症について

視覚、聴覚、触覚の機能には問題ないものの、そのものが何であるかを理解することができない症状を失認といいます。
それぞれ、視覚失認、聴覚失認、触覚失認といいます。頭部外傷による高次脳機能障害では、視覚失認がもっとも多いです。

物が実際に見えているのに、それが何であるかが理解することができないというのは、次の2つのパターンがあります。

純視覚失認

視覚的全体把握ができない状態です。
視覚的全体把握とは、見たものを一つのまとまった形として捉えることです。
つまり、純視覚失認とは、視覚的な構成力を失っている状態なのです。

物を見ても何かわからない、物を形から認識することができない(その物についての知識は持っており、その物の名前を言われれば正しい説明ができる)、模写が上手くできない、などが特徴的な症状です。

連合型失認

一つのまとまった形としては捉えられるが、意味と結びつけることができない状態です。
例えば、ドライヤーは見えているが、そのドライヤーの意味(髪を乾かす機械)と結びつかない、意味がわからない状態です。

物を見ても何か説明できない、物の形は認識できるが意味と結びつかない(物についての知識はあり、その物の名前を聞くと説明することができる)、などが特徴的な症状です。
連合型失認の場合は、模写は問題なくできます。

視覚を司っているのは後頭葉ですので、後頭葉に大きな損傷が画像から確認できる場合、視覚失認についての検査を考慮に入れなければなりません。

このような図形を模写します

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