高次脳機能障害 失行症について

簡単な動作で、その動作がどういう意味の動作なのかも理解できているが、実際にその動作をしようとすると上手くできない症状を失行症といいます。
ただしこれは麻痺、失認、失語を原因としない動作の障害です。
日常生活で何気なく行っている一連の動作がうまくできなくなってしまいます。
やや専門的に言うと、既に教育や経験によって獲得されている合目的な動作ができない状態です。

例えば、
「歯をみがいてください」と言われ、歯をみがくことの意味はわかっている(失語ではない)のに、歯ブラシと歯磨き粉をどのように使えばよいのかがわからない(麻痺で使えないのではない)状態です。歯ブラシや歯磨き粉は見えています(失認ではない)。

失語や失認に比べて比較的症例の少ない症状ですが、上記の例でもわかるとおり失行は失語や失認同様に深刻です。
日常生活上、頻繁に道具の使い方がわからないような状況が起きているのであれば、失行症を疑わなければなりません。

例・・・たばこの火のつけ方がわからない、ブラシを使って髪をとかすことができない、服の着脱ができない、など。

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