高次脳機能障害 受傷前からあった症状と受傷後の症状との兼ね合い

高次脳機能障害において、受傷以前からあった症状があった場合、それは高次脳機能障害といえるのでしょうか?
例えば、受傷以前から人の名前や顔が覚えにくかった場合や、受傷以前から場の雰囲気が読めず、よく雰囲気を壊すような発言が多かった場合、などです。

上記のような場合、その症状は受傷後の高次脳機能障害として認定がなされるのでしょうか?
医学的に言えば、受傷以前の症状も高次脳機能障害と言って誤りではありません。しかし現実的な考えとして、『高次脳機能障害』とは損傷後に生じた高次脳機能障害に対して用いるのが一般的です。

甘えやわがままと高次脳機能障害の区別というテーマになると非常に難しく、議論が尽きないところではあるのですが、ひとまずそれは置いておいて、基本的に受傷以前のもので、その後に生じたものでも、それが生活において困る症状であるならばそれは『高次脳機能障害』としてまとめて考えていけばよいのです。

後遺障害としての『高次脳機能障害』は受傷を起点として生じた症状について判定されるのが大前提なのですが、『以前からあったものだが受傷後はより酷くなった』『以前にも見られたが受傷後はより頻度が多くなった』といった症状は、後遺障害としての『高次脳機能障害』としてまとめて考えればよいと思います。

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