高次脳機能障害 半側空間無視について

半側空間無視とは

目に映る映像を脳が認識することができない状態を半側空間無視と言います。
半側空間無視は、脳の右半球障害による、左目が見えなくなる障害です。
左半球障害による右半側空間無視もないわけではありませんが、左半球障害の場合は言語機能に傷害が出ることが多く、また右半球が補おうとするために、半側空間無視の場合はほとんどが右半球障害による左半側空間無視です。

これらは視神経そのものに障害ではなく、眼に映った情報を脳で解析できないためにおこる、脳の障害なのです。
被害者は、左目が見えないことを自分では認識できません。
ここが、視神経の障害で失明する場合と決定的に違うところです。(視神経の障害による失明は、本人は失明の認識が可能です)

そのため、半側空間無視は周りの人が気づいてあげることが大切になります。
具体的には、
・左側の人や物によくぶつかる
・左側に人が立っていても気がつかない
・左側から話しかけられても反応しない
・歩いていると斜めに歩いてしまう
・絵を描いてもらうと、半分側しか書かない
・食事で左側にあるおかずに手を付けようとしない
などの症状です。

また、紐があれば簡単に確認することができます。
『紐の真ん中を触ってください』と質問すると、半側空間無視の方は真ん中を触ることができません。

検査について

BITという、行動性無視検査を行います。
具体的には、線分末梢課題や線分二等分課題など机上の視覚認知評価六種類からなる通常検査と行動検査を行います。
絵や文字の消込や線引きなどいかにも検査的な通常検査に加え、行動検査を加えることにより、より詳細に症状を捉えることが可能です。
例えば、文章の読み書きや時計の認識、物品・硬貨の認識など、より生活の困窮点を明らかにすることが可能です。

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