骨折による後遺症の種類①

今日から先週の肩シリーズの続きを書かせていただこうと考えておりましたが、肩は水曜日から書きます。

今日と明日は、この前相談者様とお話したことに関連して、骨折と後遺症について簡単にまとめてみました。

ちなみに相談者との話の内容とは、複雑骨折についてです。複雑骨折とは、折れ方が非常に複雑で粉砕骨折のようなイメージをお持ちかもしれません。ですが、複雑骨折とは『開放骨折』のことです。開放骨折とは、骨折した骨が皮膚を突き破った状態をいいます。皮膚を突き破ると、感染症の心配が出てくるためにただちに処置をしなくてはなりません。そのため治療が複雑化するため、そこから複雑骨折という名前が誕生したと考えられています。

粉砕骨折であっても、皮膚内に収まっていれば単純骨折です。ですので、複雑骨折と単純骨折、どちらが重篤であるかは一概には判断することができません。

さて・・・

本題です。骨折と後遺症について、状態の種類とそれになりやすい傷病名をご紹介いたします。

変形治癒

固定が不十分で骨がずれてしまった場合や、整復がしっかりとなされなかった場合に、骨が曲がった状態で癒合したものをいいます。変形治癒は神経、筋、腱を圧迫することがあり、それによって神経症状(痺れ)や正常機能の喪失を引き起こすこともあります。

起こりやすい傷病・・・鎖骨骨折、上腕骨外顆骨折、指骨骨折など

 上腕骨外顆骨折画像

過剰仮骨残存

仮骨(骨折した骨を接合する仮の骨)が過剰に出現することにより、関節機能に障害が発現したり、慢性痛が残存するもの。

起こりやすい傷病・・・膝蓋骨粉砕骨折、肘頭粉砕骨折、鎖骨骨折など

 膝蓋骨骨折画像

遷延治癒

骨折部分の癒合が一般的な骨折治癒日数を経過しても癒合がなされない状態。剥離骨折、裂離骨折、または骨折によって血行が遮断されている場合に起こります。

起こりやすい傷病・・・大腿骨頸部骨折、脛骨骨折、船状骨骨折など

 脛骨骨折画像

明日に続きます。

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