頭部MRI画像の読影についてのポイント①

頭部のMRIでは、『T1強調像』『T2強調像』『FLAIR像』『MRA』などの撮像法が採用されます。
それぞれの撮像法のポイントを、数回にわたって取り上げていきたいと思います。

T1強調横断像(造影前)

病変について得られる情報はT2強調像、FLAIR像の方が優れており、そのためにT2強調像やFLAIR像で得られた所見をもとにT1強調像について所見を検討していくことが一般的です。

とはいえ、T1強調像では急性期の血腫が高信号を示しますので、所見を得ることは十分に可能です。
しかし、頭蓋内の病変については低信号を示す場合が多いのが特徴です。

T1強調像では、『水分以外のものを強調』します。
画像としては白質が灰白質に対して高信号を示しますので、画像のコントラストとしては実際の脳のコントラストに近い画像と言えます。
(水が黒、脳が灰色で描出されます)
したがって、T1強調像では病変は黒く描出されることになります。

次回は、T2強調横断像をとりあげます。

専門家の皆様からのお問い合わせはコチラから
交通事故被害者の皆様からのご相談はコチラから
お問い合わせはフリーダイアルをご利用ください。