頭部外傷による味覚脱失(減退)

頭部外傷によって、味覚に異常が現れることがあります。多くの場合は、顎の周辺組織を損傷することによって起こるのですが、脳挫傷等を起点とするいわゆる高次脳機能障害の一端として症状が現れることもあります。

味覚の検査は、ろ紙ディスク法という検査によって行われます。

甘味、塩味、酸味、苦味の四つの味のついたろ紙をの舌の上に置き、味覚の障害を見ます。ピンセットの先の脱脂綿に薬をつけ、順番に舌に当てていきます。そこで感じた味を申告します。これも舌の左右に分けて判定します。味を変えるたびにうがいをします。甘味、塩味、酸味、苦味の四種の識別です。回答には無味も含まれます。

その他には、電気味覚検査法という検査もあります。電気味覚検査は短時間で容易にすることが可能なのですが、ろ紙ディスク法のように「苦味は感じるが塩味は感じない」などの、味ごとの細かな変化が測定できないために、基本的にはろ紙ディスク法で立証すべきです。

舌を微量の電気で刺激して判定します。まず首にアース極線の首輪をはめます。続いて舌の前後左右の表面に電極を当て、微弱な電気を流します。ピリッと感じたら、手元のボタンを押します。15分ほどの検査で、主に舌の神経の働きを測定しています。

味覚障害は、後遺障害としては、

・味覚を脱失したもの(四味質すべてが認定できないもの)・・・12級相当

・味覚を減退したもの(一味質以上を認定できないもの)・・・14級相当

が認定されます。個人的には、障害のわりに等級が低いなぁ・・・と感じます・・・

専門家の皆様からのお問い合わせはコチラから
交通事故被害者の皆様からのご相談はコチラから
お問い合わせはフリーダイアルをご利用ください。