頭蓋骨骨折

頭蓋底の評価や、出血、血腫の評価については、CTが最も優れています。
陥没骨折を除くと、ほとんどが保存的治療となります。
外傷の急性期においてはMRIで得られる情報は限られており、また一般状態の不良な時期にMRIを撮ることには多々問題があり、受傷から間もない時期でのMRI撮影については問題視されることもあります。しかし、MRI撮影が遅れることにより、あったであろうびまん性軸索損傷の画像所見を得られなくなる場合もあり、一概に一長一短を論じることのできない問題です。

頭蓋骨線状骨折

保存的治療が選択されることが大半で、手術が選択されることは少ない骨折です。
硬膜外血腫の9割近くが線状骨折を伴います。
中硬膜動脈や静脈洞を横切る骨折の場合は、非常に問題となる骨折です。

頭蓋骨船上骨折

頭蓋骨陥没骨折

陥没骨折は骨折片が陥没した状態で、多くが開放性です。
CTによって陥没の状況は明瞭に診断することが可能です。
陥没した骨片が脳を損傷しているかどうかが問題となります。

頭蓋骨陥没骨折

頭蓋底骨折

・前頭蓋窩骨折・・・頭部外傷では頻発する骨折です。眼球突出、髄液鼻漏、嗅覚障害、視力障害が好発する部位です。
・中頭蓋窩骨折・・・頭蓋内の損傷を併発することの多い骨折です。顔面神経麻痺、めまい、耳鳴りの障害を好発します。
・後頭蓋窩骨折・・・静脈洞の損傷を伴うことの多い骨折で、後頭蓋窩に硬膜外血腫を伴います。

頭蓋底の骨折では、視力や視野に関係する眼の障害や、聴力や耳鳴り、平衡機能障害などの耳の障害、味覚に咀嚼に関係する鼻、口の障害について注意を払って経過を見ていく必要があります。

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