針筋電図検査について ~頸椎捻挫、腰椎捻挫で12級の可能性を探る~

結論から申しますと、針筋電図検査は『諸刃の剣』です。
有用な側面もあれば、立証に置いては仇となってしまう危険な側面もあります。

針筋電図検査を立証に用いる目的とは?

頸椎捻挫や腰椎捻挫において、12級13号を立証するために活用することが多い検査です。(もちろん、他の傷病において立証に用いる場合もあります)
針筋電図によって、神経症状(痺れ)が脱神経変化なのか、筋原性変化なのかを判定します。つまり、痺れの症状が神経から起因しているのか、痺れが生じている筋自体に起因しているのかを検査しているのです。
12級13号が認定されるためには、神経症状が『説明可能であると推定できる』だけではダメで、『医学的に証明可能なもの』として立証しなければなりません。
つまり、症状の一貫性だけでは足りず、症状そのものに対して医学的な根拠を要求されるのです。
そのため、症状(痺れ)を頸椎もしくは腰椎の神経根圧迫による他覚的所見として医学的に立証するために、針筋電図検査を利用するのです。

検査を受けた結果どうなる?

神経に起因しない、神経には異常がないという結果が出た場合、12級13号の可能性は絶望的となります。
ここで厄介なのが、針筋電図検査はなかなか思うような結果が出ない(精度が医師によってまちまち)ということです。
つまり、検査を行ったからといって必ず痺れの立証に有用な検査結果が出る保障はなく、寧ろ12級13号の可能性を閉ざしてしまうこともあり得るという、まさに『諸刃の剣』的な側面のある検査です。

私個人的には、何でもかんでも針筋電図!という立証方法には反対です。
やはり、MRI画像の所見、筋委縮、筋力低下を丁寧に追いかけていくことが最も大切であると考えています。
ただし、針筋電図は所見が得られれば有力な医証となることはまた間違いのないところであり、使いどころが非常に難しい立証方法です。画像所見、筋委縮を分析したうえで、検査を行うかどうか判断することが大切です。

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