視神経管骨折について

視神経管骨折とは

眉毛外側部を強打することで生じる視神経管の損傷で、交通外傷でも頻発しています。
症状は、視力低下、視野障害、直接対対光反射の減弱があります。
眉毛外側部の外傷がある場合は、視神経管骨折が疑われます。
対光反射の検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底・視力・視野の検査、視神経管撮影、CTやMRIなどの画像によって立証します。

全身状態が許す限り、高張浸透圧、グリセオール、マンニトールの投与を行い、ステロイド薬の大量療法から漸減療法あるいはパルス療法、ステロイド薬の投与を大量・短期間実施されていますが、画像診断で視神経管の明らかな損傷が認められるときは、外科的手術が実施されています。

外傷性視神経症

主に、眉毛部外側の打撲により、視神経管、視神経が頭蓋内に入っていく際に通るトンネルのような細い骨の穴の中で、視束管で視神経が障害されることにより、発症する同側の視力・視野障害のことで、重症の場合では光覚を失うこともあるため、緊急に眼科的検査、診断および治療が必要となります。

多くは、外傷の衝撃による視神経管内での視神経線維の血管原性浮腫や循環障害が原因ですが、視神経管内の血腫による圧迫や、視神経管骨折による視神経の直接損傷がCTで確認される場合もあります。
交通事故では前額部の強打が原因として頻発しています。

眉毛部の打撲に伴う同側の著しい視力低下や視野障害、上半分が見えない等の水平半盲を発症することもあります。
しかし受傷直後では腫れで瞼が塞がっているため、症状を自覚できない場合が大半で、受傷後早期での眼科の診察・検査が非常に重要となります。

立証

瞳孔反応検査を行い、左右差が明らかな場合は視神経障害の可能性が考えられます。
その後は視野、視力、眼底の眼科的検査によって立証していきます。
画像所見としては、視束管撮影、眼窩部CT撮影が必要です。

治療について

画像所見で明らかな骨折が認められた場合は、緊急的に脳外科による観血的治療、視神経管開放手術が行われます。
術後は薬物治療も併用します。
積極的薬物治療に反応して一度回復した視機能が再度悪化する場合は、血腫の存在が疑われるため、視神経管減圧術を行う場合があります。

画像診断で明らかな骨折が認められない場合は、視神経管内の視神経線維の浮腫を軽減させる目的で、高張浸透圧薬、マンニトール、プレドニゾロンなどの点滴を開始、同時に神経保護作用のあるビタミンB12製剤、メチコバールなどの循環改善薬の内服を行います。
晢かな骨折がない被害者に対しては、非観血的治療、積極的薬物治療を行うべきという考え方と、すべての被害者に観血的治療、視神経管減圧手術を行うべきくという考え方があります。

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