自賠責保険の運用の歴史

自動車に関する保険は、自賠法によって加入が義務付けられている強制保険(自賠責保険)と任意に加入する任意自動車保険に分けることができます。

任意自動車保険の歴史は古く、大正3年に初めて営業が開始されました。当時の自動車保有台数はわずか1000台程度でしたが、その後第二次大戦後の復興に伴って自動車保有台数は増大し、昭和30年には150万台を超えました。一方でこうした自動車の急激な普及に伴って、交通事故の増加が問題となり、交通事故による被害者の救済が強く求められるようになりました。

このような背景から、昭和30年に自賠法が制定され、翌年から強制保険である自賠責保険が実施されました。これにより、自動車の保有者は自賠責保険を付けていなければ自動車を運行できなくなり、一方で自動車事故によって死傷した被害者は、その損害について自賠責保険により基本的補償を受けることができるようになりました。

また、加害者が任意自動車保険を付けていて、被害者の損害が自賠責保険では補償しきれない場合には、任意自動車保険からこれに上乗せして支払うという、自賠責保険と任意自動車保険のそれぞれの特色を生かした自動車保険システムが確立されました。平成14年4月には自賠法が改正され、政府再保険が廃止されました。これにより損保各社の自賠責保険に対する裁量が大きくなり、被害者救済の立場からは各種の対策が新たに設定されました。また自動車保険料率算定会は損害保険料率算出機構と名称を変更しました。

自賠責保険は対人損害賠償のみ、任意自動車保険は対人以外に対物その他損害賠償保険を契約できます。

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