膝蓋骨骨折、大腿四頭筋損傷

膝蓋骨の働き

膝関節の周囲には、大腿四頭筋(大腿直筋、内側広筋、外側広筋、中間広筋)⇒大腿四頭筋腱⇒膝蓋骨⇒膝蓋腱⇒脛骨粗面へと連なった伸展機構があり、それによって二足歩行を可能としています。

膝蓋骨は伸展機構の大腿四頭筋と膝蓋腱の間に位置し、伸展筋の効率を良くしています。大腿四頭筋と膝蓋腱は力の方向が一直線上にないため、接続部である膝蓋骨は両方の力を吸収し、調整をすることで膝関節を滑らかに働かせています。

上記のような役割から、膝蓋骨には様々な力がかかります。例えば、体重60キロの人なら、膝を深く曲げた場合、膝蓋大腿関節に420キロほどの圧力がかかります。
また大腿四頭筋の軸は外側斜めに走っています。(下図参照)

赤線が膝蓋腱の軸、青線が大腿四頭筋の軸です。

そのため、両方に引っ張る力が加わると、膝蓋骨は膝関節の外側へ強い力で引っ張られます。
正常な膝蓋骨は大腿骨の溝の中を滑っていますが、滑りの軌道がズレると、疼痛の原因となります。

上記のように、膝蓋骨が損傷を受け、その周辺組織の力のバランスが崩れると、膝関節に不安定な状況を引き起こす可能性があるのです。

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