腓骨骨折

腓骨とは・・・下の絵を見ていただければ、腓骨がどの部分の骨なのかご理解いただけるかと思います。

腓骨骨折は、近位端の骨折(膝に近い部分)であるのか、骨幹部の骨折(骨の中心部)であるのか、遠位端の骨折(足首に近い部分)であるのか、によってその後想定される後遺障害が大きく異なります。

骨幹部骨折の場合は、基本的に後遺障害を残すことなく治癒します。後遺障害が残るとすれば、骨折による痛み・神経症状の残存や筋の挫滅による障害(コンパートメント症候群)です。

コンパートメント症候群は一定時間の経過で非可逆性(元に戻らない状態)となり、筋肉ががちがちに拘縮し、骨に異常はないにもかかわらず関節の機能障害が起こります。私の経験では併合9級が認定されました。

近位端骨折の場合は膝関節に、遠位端骨折の場合は足関節に機能障害が予想されます。難治性で骨癒合が得られにくく、偽関節となる可能性もあります。ただし偽関節となっても、偽関節として後遺障害が認定されるのは、骨癒合が全く得られていない場合です。骨癒合がある程度得られているのであれば、偽関節としての後遺障害認定はありません。

偽関節を残すのかどうか?それは、骨折の仕方で可能性がかわります。斜骨折であれば骨折面が大きいため、比較的骨癒合がなされやすいのですが、横骨折であれば偽関節や遷延治癒になりやすいのです。交通事故の場合は・・・残念ながら横骨折のケースが多く、結果的に難治性で治療期間が長くなる傾向にあります。

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