脳神経および脊髄神経の障害

・末梢神経麻痺について                                                                        
⇒損傷を受けた神経の支配する身体各部の器官における機能障害にかかる等級が原則として適用されます。

したがって、聴神経を損傷して、難聴が残存した場合は聴力障害の該当等級を、視神経を損傷して視力障害が残存した場合は視力障害の該当等級が適用されます。
腕神経叢の損傷に伴い、上肢の関節機能障害が残存した場合は、上肢の機能障害の該当等級が適用されます。末梢神経の麻痺が他覚的に証明されるものの上・下肢の機能障害に該当しない場合は、12級12号となります。

・神経痛等

⇒脳神経および脊髄神経の外傷、その他の原因によるカウザルギーやRSD、神経痛については疼痛発作の頻度、疼痛の強度と持続時間および疼痛の原因となる他覚的所見などにより、疼痛の労働能力に及ぼす影響あるいは機能障害の程度により等級の認定が行われます。

・受傷部位の疼痛

⇒「労働には通常差支えないが、時には強度の疼痛のため、ある程度差支える場合があるもの」とは、受傷部位の疼痛が他覚的所見により証明できる場合をいい、12級に相当します。 

「労働には差支えないが、受傷部位にほとんど常時疼痛を残すもの」とは、他覚的所見による証明はできないまでも、症状の存在が医学的に認められ、将来においても回復が見込めない場合をいい、14級に相当します。
神経損傷により、疼痛以外の蟻走感や感覚脱失などの異常感覚が発現した場合は、その範囲が広いものに限り14級となります。また外傷により生じた疼痛などが、自然経過によって消退すると認められるもの、運動時や気候の悪いときに発現するものは認定の対象とはなりません。

後遺障害として認定されるためには、常時痛であることを立証することがポイントとなります。
常時痛であるのにもかかわらず、医証に「天気が悪い時に痛む」「~をしたときに痛む(動作時痛)」というような説明がなされていると、そこを突かれて本来受けるべき認定がなされなくなってしまう危険がありますので、注意が必要です。

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