脛骨プラトー骨折の被害者への対応について

脛骨プラトー骨折は、脛骨近位端の骨折です。
脛骨プラトー骨折の被害者について、どのような点に着目して立証の対応をしていく必要があるのでしょうか。
順に見ていきます。

半月板損傷を伴っているか

脛骨プラトーは、脛骨の上面です。
その部分は軟骨で覆われており、さらに半月板と軟骨組織に周囲を囲まれています。
したがって、プラトー骨折のような膝関節に強烈な外圧がかかった場合、周囲の半月板を合併する可能性が高いのです。
特に、膝関節に動作時痛を訴えている場合は半月板損傷を疑わなければなりません。
半月板損傷を立証するためには、MRIが欠かせません
なぜなら、半月板は軟骨組織であるため、レントゲンでは損傷の所見を得にくいためです。

膝関節に動揺性をのこしているかどうか

膝関節に前方引出の症状があれば、前十字靭帯損傷が疑われます。
ラックマンテストによって一定程度の動揺性を確認することが可能です。
また、脛骨が後方に落ち込む場合は、後十字靭帯損傷が疑われます。
posterior sagテストによって一定程度の動揺性を確認することができます。
まず、どの靭帯が損傷して動揺性が残存しているのか、それを上記のようなテストとMRIによってつきとめていきます。
しかし、それだけでは立証は不十分です。
大切なことは、具体的な動揺性をストレスXPによって立証することです
ストレスXPで動揺性の左右差を立証し、医師に後遺障害診断書に記載していただく、ここまでしなければ等級認定に反映されることはありません。
MRIによって損傷の所見を得るだけでは不十分であることを知っておく必要があります。

骨折の形状と骨癒合の確認

ただ単に骨折、といっても、外顆骨折、内顆骨折、陥没骨折など、骨折の種類は多々あります。
陥没骨折では、骨移植が選択される場合もあります。
骨折の状態を確認し、関節面がどのような状態であるのかを確認することによって、今後の見通しがつきます。
そして、骨癒合の状態を確認することも大切です。
骨癒合を3DCTやレントゲン正面像によって確認することで関節面の状態を把握することが大切です
もし関節面が不整であれば、その所見について主治医または放射線科医に診断書等に記載していただき、疼痛の原因をしっかりと補完しておく必要があります。

以上、3点をポイントとしてご説明させていただきました。
まだまだ細かいチェックポイントなどもあるのですが、この3点を抑えておけば、脛骨プラトー骨折の被害者への対応では問題がないと言えます。

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