肩の受傷(骨傷以外の傷病について)①

交通事故によって肩を受傷された被害者が相談にお見えになられたとき、骨折や脱臼以外の場合診断書に書かれている傷病名は、

①肩関節打撲

②肩関節周囲炎

③肩腱板損傷(の疑い)

ほとんどのケースではこのいずれかの傷病名が診断書に記載されています。

この場合、後遺障害認定の対象となる傷病はどれか?後遺障害として症状が残存する傷病はどれか?

それは、肩腱板損傷です。

しかしたとえ肩関節打撲の診断であっても、精査受診をすれば腱板損傷が見つかった、あるいは逆のパターンで、腱板損傷と診断されていたが精査受診をお願いしたところ、腱板損傷は見つからなかった、ということもありえます。

腱板損傷は骨傷ではないので、画像所見が得にくい、というのがその理由で、またもう一つの理由として、症状が外傷性に起因しない肩関節周囲炎(五十肩)の症状と似ていることから、40歳以上であれば肩関節周囲炎と診断されてしまうというのがもう一つの理由です。

肩関節周囲炎は外傷によって起こる傷病ではありませんから、腱板損傷であるにもかかわらず肩関節周囲炎と診断され、その後事故から時間が経てば経つほどとりかえしのつかない事態に陥る危険性が高まります。

では、自分の症状が腱板損傷ではないか?と疑いをもつポイント、着眼点について私たちはある程度学んでおく必要がある、といえます。そのポイントとは?

その前にまずは腱板の機能について少し知る必要があるかと思います。次回に続きます。

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