股関節脱臼骨折

股関節脱臼骨折には、骨頭の脱臼方向により前方、中心性、後方の3つに分けられます。
前方の脱臼骨折は頻度は非常に低く、外傷性の股関節脱臼では約9割が後方脱臼となります。

股関節脱臼骨折

股関節後方脱臼骨折

股関節後方脱臼骨折は、TYPE Ⅰ~TYPE Ⅴの5つに分類されます。

・TYPE Ⅰ・・・合併する他の骨折がない
・TYPE Ⅱ・・・寛骨臼の後縁に単一の骨折を合併するもの
・TYPE Ⅲ・・・寛骨臼縁に粉砕骨折を合併するもの
・TYPE Ⅳ・・・寛骨臼縁骨折と寛骨臼底骨折を合併するもの
・TYPE Ⅴ・・・大腿骨頭骨折を合併するもの

股関節脱臼xp

診断のためには、レントゲンだけではなく、CTによる確認が必須です。なぜなら、臼蓋後壁に骨片が残っている場合や、関節内に残る粉砕骨片がレントゲンでは確認しにくいためです。
寛骨臼骨折の診断にもCTは不可欠であり、関節内骨片、関節面陥没骨折の有無をCTで確認しなければなりません。
寛骨臼後方では骨頭に対する被覆が大きいため、骨頭が脱臼する際にはかなりの頻度で何らかの骨折を合併します。

立証に置いては、機能障害だけでなく、変形性股関節症にも注意を払う必要があります。
また、最大のポイントは症状固定の時期です。
このタイミングを見誤ってしまうと、等級認定の可能性を潰してしまうことになります。
症状と治療経過、また経過の画像から、適切な症状固定時期を検討しなければなりません。

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