肋骨骨折

胸部は外傷を受けやすい場所にあるため、肋骨骨折は比較的起こりやすい骨折です。外傷によるものを含め、肋骨骨折は骨折全体の一割を占めると言われています。
肋骨骨折の中でも、特に下方にある5、6、7、8肋骨で骨折が起こりやすく、上方の肋骨は筋肉に守られ比較的受傷を受けにくく骨折は起こりにくいとされています。
肋軟骨の骨折はほぼ7、8肋骨に集中して発生します。

肋骨の構造

肋骨は胸の左右にそれぞれ12本ずつあり、一本の肋骨は後方の胸椎に連結する肋硬骨と、前方の胸骨に連結する肋軟骨から成り立っています。
上から7対の肋骨はそれぞれ肋軟骨が直接胸骨と連結していますが、下方の肋骨は胸骨には直接連結していません。

 

症状

体の動きや深呼吸、くしゃみ、咳をしたときに、特に痛みが生じます。

骨折の種類

肋骨骨折の多くが、胸部を強打することにより外部から強い圧力が加わることにより発生します。
プロゴルファーなどが、同じ動作(スイング)を繰り返し行うことによって発生する疲労骨折もありますが、その場合は多くが利き腕の反対側の4~7肋骨に発生します。
交通事故などによる外傷によるものは、多くが5~8肋骨が骨折します。

治療法

骨折の場合、おおむね2~4週間で治癒します。
保存的治療が選択され、治癒するまでの間、肋骨の運動を抑え、胸部骨折部の疼痛を軽減させます。
・胸部固定帯・・・ベルト状の固定帯で胸の部分を包み、肋骨の運動を抑制します。
・絆創膏固定・・・テーピングで肋骨の運動を抑制します。
・弾力性包帯固定・・・弾力性包帯を胸部に巻きつけ、肋骨の運動を抑制します。

後遺障害

骨折が癒合したあとに、肋骨が変形を残しているかどうか?で認定がなされます。
具体的には、裸体になった時にその変形がわかる程度のものであれば、12級5号が認定されます。
裸体での写真に加え、変形癒合が確認できるXPやCTを添えて申請を行うべきです。

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