精神障害者手帳の取得について

まずはじめに

高次脳機能障害として認定がなされたとしても、その症状によって精神障碍者手帳か身体障害者手帳かを区分されることになります。
高次脳機能障害であればすべて精神障害者手帳の区分となるのではないことに注意する必要があります。

具体的には、記憶障害、遂行機能障害など多くは精神障害の区分となります。
しかし、失語症などの言語障害については、脳の損傷が原因による高次脳機能障害であっても身体障害の区分となります。

取得のメリットについて

障害者手帳を取得すると、その等級に応じて交通機関の運賃割引、各種税金の減免などのサービスを受けることができます。
また、障害者枠に就労することも可能となり、被害者本人の将来を考えると非常に有益です。

18歳未満の場合は、療育手帳を取得することとなります。
精神障害者手帳と身体障害者手帳を同時に取得することも可能です。
なお、余談ですが、高次脳機能障害という言葉が使われているのは日本だけです。国際社会の定義では、器質性精神障害という言葉が使われています。
脳の器質的損傷に由来する精神障害、という意味では、この器質性精神障害の方が個人的には傷病を的確に現わした言葉だと思います。

診断基準

・脳の器質的病変の原因となる事故による受傷や疾病の発症の事実が確認される
・現在、日常生活または社会生活に制約があり、その主たる原因が記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害である
・MRI、CT、脳波などにより認知障害の原因と考えられる脳の器質的病変の存在が確認されているか、あるいは診断書により脳の器質的病変が存在したと確認できる

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