橈骨頭部・頸部骨折

橈骨頭部・頸部骨折は、肘関節伸展位で手をついて転倒することによって受傷するケースが非常に多い骨折です。
したがって、バイクや自転車で衝突、転倒した際に頻発する骨折です。
関節面の安定性が比較的保たれている場合では、保存的治療が選択されますが、橈骨頸部の骨折傾斜角が15度を超えているような場合では、手術療法が選択されます。

分類

【TypeⅠ】転位のない骨折
【TypeⅡ】転位した骨折(骨片は1つ)
【TypeⅢ】粉砕骨折
【TypeⅣ】肘関節の脱臼を伴う骨折

橈骨 分類

立証のポイント

・骨折が斜めに及んでいる物であるかどうかをチェックします。斜めに及んでいる場合は、肘関節に機能障害が残存する可能性を視野に入れなければなりません。

・レントゲンでは正面像だけでなく、側面像で確認する必要があります。正面像だけでは、不十分です。

・側副靭帯損傷の合併にも注意を払う必要があります。その場合は、MRIによって靭帯損傷について精査をする必要があります。

他の傷病にも言えることですが、機能障害(可動域制限)だけを訴えていたところで、その機能障害の原因が明らかにされていなければ機能障害として後遺障害の評価を受けることはできません
主治医が『機能障害を残している』と診断していたとしても、その機能障害の原因となる器質的損傷が明らかにされていなければ、機能障害としての評価はないのです。

したがいまして、病院で計測した可動域の数値が10級に相当するから10級が認定されるだろう?と安易に決めてかかってはならないのです。
そのような数値が実際に後遺障害診断書に記載されたとしても、その原因たる器質的損傷が不明であれば、後遺障害の認定は非該当となります。
ここは、必ず留意していただきたいポイントです。

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