橈骨遠位端骨折 関節外骨折の診断ポイント

橈骨遠位端骨折は、主に三つに分類されます。

A・関節外骨折

B・部分関節内骨折

C・完全関節内骨折

そしてAはさらに①尺骨遠位部の関節外単独骨折②Colles/Smith骨折③背側骨幹端部粉砕骨折

Bは①内側楔状部骨折②背側Barton骨折③掌側辺縁骨折

Cは①骨幹端部の粉砕がなく骨片が2個まで②骨幹端部の粉砕骨折③関節面の多骨片化(2骨片以上)

に分類がなされます。

今日はAの関節外骨折の診断のポイントについて。

ポイント

・橈骨関節面の背屈変形を伴った関節外骨折は、Colles骨折といいます。Colles骨折は橈骨遠位端骨折の約八割を占め、バイクからの転倒などで手関節背屈位で手掌部をついての受傷が大半です。視診上、手関節はフォーク状変形をきたします。

 フォーク状変形

・原則的には保存療法が選択されます。徒手整復を行い(牽引をかけつつ掌尺屈させ、骨片を整復)、外固定(ギプスシーネ固定)します。

・橈骨関節面が背屈転位するColles骨折に対し、掌屈転位をきたした関節外骨折がSmith骨折です。手関節掌位での転倒で発生すると考えられていますが、実際はそれほど単純ではなく、背屈位でそれに前腕の過度の回外が加わることにより起こる確率が高いと考えられています。

・治療はColles骨折と同様、保存療法です。整復操作はColles骨折の逆となりますが、屈曲型骨折の受傷肢位が必ずしも手関節屈曲位とは限らないので、単にColles骨折の逆とだけ考えておくのは間違いである。

・いずれの骨折も、XPは正面像と側面像で確認する必要があります。またCTは矢状断像で確認し、3DCTでも確認をするのがベストです。

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