橈骨遠位端骨折 部分関節内骨折の診断ポイント

橈骨遠位端骨折の部分関節内骨折には、
・橈骨茎状突起の関節面に及ぶ骨折(Chauffeur骨折)
・背側Barton骨折
・掌側辺縁骨折
のタイプがあります。もちろん、これらのタイプが複数併発することもあります。

ポイント

Chauffeurとは運転手という意味で、かつて自動車を始動させるのに車体前方のシャフトを回していた時代に、逆火が起こった際の取っ手の反動で受傷したことに由来しています。

・Chauffeur骨折が疑われる場合では、手関節4方向撮影を医師に依頼すべきです。4方向とは、正面像、側面像、斜位像、CT前断像です。CTも併せて依頼するのがベストです。CTであれば、より詳細な骨折の評価が可能となります。

・橈骨遠位部の関節内骨折で、遠位骨片が手根骨とともに背側に転位しているものを背側Barton骨折、掌側に転位しているものを掌側Barton骨折といいます。Barton骨折の場合、固定が難しいために通常、手術が選択されます。
Barton骨折のポイントは、橈骨遠位部の骨幹部・骨端部の一部は損傷を受けていないため、損傷されていない部分の関節面と連続性を保っていることです。
掌側Barton骨折では骨折線が関節面に及んでいることが多いため、Chauffeur骨折と合併することが多いのです。ここがポイントとなります。これらを特定するためには、やはりCTが有用です。CT矢状断像のチェックが必要です。

 Barton骨折

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