後遺障害認定と整骨院・接骨院治療が相容れない関係である理由とは?

後遺障害等級の認定においては、整骨院・接骨院への通院はあまり有利には働きません。
後遺症認定を視野に入れた通院をするのであれば、整形外科など『病院』を選択しなければなりません。
簡単に言えば、整骨院・接骨院での治療と後遺障害認定は相性が悪いのです。
それはなぜなのか?
以下に3点記載します。

診断権がない

診断書を書くことができるのは医師だけです。
当然、後遺障害診断書も医師でなければ書けません。
つまり、柔道整復師だけでは完結ができないのです。
それに加え、診断権に基づく治療実績として認められるのは整形外科(病院)だけです。
毎月複数回の交通事故相談会を開催していますが、いつもこの部分で後遺障害認定が絶望的になってしまっている相談者様が数多くおられます。
いつも、残念に思うところです。もっと早期にご相談いただけていたら・・・と。

所見が考慮されない

上記と根本的な意味合いは同じなのですが、スパーリングテストやジャクソンテストなどで陽性、と記載がなされていてもまったく考慮されません。
診断権がないので・・・というのが理由でしょう。
施術証明書に盛りだくさんの所見が記載されていたとしても、調査事務所にはスルーされます。

不利な記載は判断材料とされてしまう

有利な記載は判断材料とはされないのに、不利な記載は判断材料とされます。

整骨院は施術証明書に、症状が施術によって改善されていると書く傾向があり、その点で非常に立証の妨げとなってしまうケースがあります。
もちろん、症状が改善されていることが事実であればよいのですが、一進一退を繰り返すだけで症状が改善されているわけでもないのにそういった記載がなされてしまうと、非常に厄介なのです。

上記のとおり、整骨院・接骨院治療は、後遺障害認定とは相性が悪いと知っておく必要があります。

専門家の皆様からのお問い合わせはコチラから
交通事故被害者の皆様からのご相談はコチラから
お問い合わせはフリーダイアルをご利用ください。