交通事故で受傷し、通院することになってしまった場合。後遺障害等級認定を視野に入れて行動をしていくなら、当然に治療先の見極めと選択、立証のために必要な医証の取り付け、神経学的所見・診断書・画像の分析、理想的な後遺障害診断書の作成のための医師へのご説明とお願い、出来上がった後遺手障害診断書の分析、それらを一人で行っていくことになります。
当然、そのために勉強をしなければならないですし、特に後遺障害診断書の分析などは個人で調べられるものではなく、経験則がなければ正しい分析は不可能です。ですので、独善的で勝手な分析をしてしまい、取り返しのつかない状態になってしまうケースがたくさんあります。
そして、交通事故後遺障害で障害を負っても、社会復帰は当然に目指さなければなりません。障害があるから社会復帰は必要ない、そういう甘えは現実社会では許されません。会社員であれば会社での仕事に、主婦であれば家事労働に、学生であれば学業に、それぞれ痛みを抱えながらも復帰をしていかなければなりませんし、それが後遺障害獲得よりも最も優先されるべきことであると言えます。社会復帰をしていかなければならないからこそ、労働能力喪失率にもとづいた逸失利益の請求も妥当性を持つのです。
そんなの大変だよ・・・痛みやしびれ、機能障害を抱えながら、仕事の復帰と後遺障害獲得を同時にやっていかなければならない・・・
もっともなことです。そこで、どうすればいいのか・・・明日に続きます。