弁護士研修会一日目のご報告

10月7日、8日、弁護士の先生方向けの交通事故・後遺障害実務講座がNPO法人交通事故110によって開催されました。交通事故110と連携しているメディカルコーディネーター(行政書士など)も参加し、当然私も参加してまいりました。
今回は、7日の一日目の研修会のレポートです。
初日はどのようなカリキュラムだったかというと、

一日目

・交通事故の現状について
・外傷性頸腰部症候群について
・立証におけるヘリカルCTの優位性について

この3つが一日目の主なテーマでした。

交通事故の現状について

この研修では、主に交通事故の解決において弁護士に求められていること、について勉強、意見交換がなされました。具体的には、
・ホームページについて
・後遺障害の知識の獲得について
・メール対応の優位性について
・定期相談会方式の運営とその効率性について
・設備投資について

などです。被害者がたとえ複数の弁護士事務所に相談に行ったとしても、最終的にはここに戻ってくるだけの魅力を兼ね備えなければならない、というのが要旨であるように思いました。
解決に向けての明確な道筋の提示、医学的な見地からの後遺障害の見通し、事故当初から弁護士が被害者に寄り添うトータルコーディネート、など、他ではマネのできない強みを持つことが今後交通事故を業務の柱にしようと考える弁護士事務所には求められているように思います。医療コーディネーターの立場から申し上げますと、交通事故を業務の柱にしたいと本気でお考えいただいている弁護士の先生方とは、様々な面でお力になりたいと思います。

外傷性頸腰部症候群について

この講義では、
・受傷機転
・満たすべき要件
・症状について
・画像所見について
・神経学的検査所見(特に深部腱反射テスト)について
・12級13号の要件について
・覚えておくべき傷病名について
・理想的な後遺障害診断書について
などが講義内容でした。前回の弁護士研修会同様、神経学的検査所見の実演・実習は大いに盛り上がりました。個人的には、受傷機転についての講義が実は目立たないけれども重要なテーマであるように思っています。というのも、どのような受傷形態であったのか?というのは、認定の際に少なからず影響しているように我々は考えているからです。症状や傷病名ばかりに目が行きがちですが、我々は相談会では、受傷の状況について詳しく聞き取りをしています。

ヘリカルCTの優位性について

後遺障害の立証における最新のニュースの一つとして、立証におけるヘリカルCTの優位性について講義がなされました。北海道からお越しいただいた専門医が、実例を交えて講義を行いました。
頸部の硬膜外の出血や椎弓部分の微細な骨折を2ミリスライスのヘリカルCTによって描出する、というものです。医療技術は日進月歩。それに伴って後遺障害の立証方法も常に進化していかなければなりません。最新情報のピックアップを、引き続き全国レベルで積み上げ・共有していかなければならないと感じました。やはり、一地方一事務所で被害者救済はありえない、と改めて思わざるを得ません。

明日は二日目についてレポートしたいと思います。

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