大腿骨骨折と後遺障害③

ここ数日、税関係の手続きで忙殺されておりました。確定申告も終わり、無事納税しました。次は来週の東京研修会に向けた原稿の作成に入らなければなりません。大枠はすでに完成していますが、この土日でもう少し色々と考え、月曜に一気に書き上げようと思っています。おそらく、この原稿の内容はここで公表することはできませんが、研修会のレポートについては今後公表することができると思います。

さて、大腿骨シリーズの続きです。

大腿骨骨幹部骨折

交通事故での大腿骨骨折案件の中でも、最も件数が多いのが大腿骨骨幹部骨折です。骨幹部は比較的骨癒合が良好な場合が多く、キルシュナー髄内釘で固定術がなされ、若年層では保存的治療が中心となります。

画像所見・・・単純XPで得られます。

後遺障害が残る症状としては、偽関節、変形癒合、長期間のギプス固定による膝関節拘縮、開放性の二重骨折・粉砕骨折があります。

偽関節

骨癒合が得られていない状態で、骨折部に異常可動域が認められる場合です。

変形癒合

骨折部が外向きや内向きで不正癒合した場合です。

膝関節拘縮

長期間のギプス固定によって、大腿の筋肉が萎縮し、膝関節が拘縮する場合です。

開放性の二重骨折・粉砕骨折

神経や血管障害、脂肪塞栓などの合併症ほ併発することが多く、偽関節となる場合もあります。頻度は少ないですが、長管骨の変形などが考えられます。

後遺障害について・・・

偽関節では8級9号、変形癒合では12級8号、膝関節拘縮では12級7号または10級11号、長管骨の変形では12級8号が認定されます。

次回は、大腿骨顆部骨折です。

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