外傷性てんかん

脳挫傷や頭蓋骨陥没骨折による後遺障害として、外傷性てんかんがあります。

外傷によって脳に残存した瘢痕によって異常信号が発せられることにより、発作が起きます。それが、外傷性てんかんです。発作が繰り返されることにより、脳神経細胞も損傷し、その結果知能低下や性格変化、最悪の場合には痴呆・人格崩壊に至ります。

治療は、薬物療法による治療がなされます。デパケンをはじめとするてんかんを抑制する薬を服用し、脳波検査で異常が消失するのを待ちます。

脳波検査でスパイク波が認められれば、それが異常所見となります。基本的に、脳波検査で異常が認められない場合は後遺障害等級が認定されることはありません。受傷から六か月経過後にスパイク波が認められれば、その時点で症状固定とすれば12級13号の認定が見込めます。

てんかん発作は発症していないが、脳波検査でスパイク波が認められるケース、では受傷後六か月の時点で早期に症状固定として12級13号の等級認定を獲得すべきです。

深刻なケースは、意識障害を伴うてんかん発作が発症しているケースです。この場合は、高次脳機能障害の立証と同様の方法で立証していく必要があります。

性格変化などの日常生活上の変化を、被害者の家族などが注意深く記録しておく必要があります。外部の人間では、性格変化は非常にわかりにくいものです。

後遺障害としては、1級1号、2級1号、3級3号、5級2号、7級4号、9級10号のいずれかが見込まれます。

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