モンテジア骨折

橈骨と尺骨を合わせて前腕骨と呼びますが、前腕とは肘から手首にかけての事です。
細長い骨で、親指側にある太い方をのを橈骨と呼び、小指側にある細い方のを尺骨と呼びます。

モンテジア骨折とは、尺骨骨幹部骨に橈骨脱臼を併発したものの事をさします。
交通事故で転倒して強く手をつくことによって尺骨が骨折すると、
筋肉に引っ張られた橈骨頭が同時に脱臼を起こしてしまいます。
脱臼した橈骨頭が神経や血管を圧迫することで、指先に麻痺や知覚鈍麻などが起こることがあります。

単純レントゲン撮影で診断可能ですが、脱臼が見逃されがちですので
肘のレントゲン撮影も忘れずの行っておく注意が必要です。

治療としては、骨折している尺骨を観血的にプレートやねじで固定したり、
髄内釘や鋼線を挿入して固定します。
尺骨を治療することにより、通常は橈骨頭の脱臼も自然に整復されます。

関節の拘縮を防ぐためにも指や手関節、肘関節を早くから動かすことが重要です。

尺骨骨幹部骨折・橈骨頭脱臼がきちんと治療されれば後遺障害を残すことはありませんが、
脱臼を見逃していたりすると肘の可動域制限や、
橈・尺骨の長さが事故前と変わることによる手関節の可動域制限などが起こる可能性があります。

肘・手関節の可動域制限として、2分の1以上の制限が残れば10級10号、
4分の3以上の制限が残れば12級6号が認定されるます。
また、変形して治癒したことによって疼痛が残った場合は12級13号、または
14級9号が認定されます。

また、偽関節を残し8級8号が認定される場合もあります。

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