むちうちの12級の認定要件とは

頸椎捻挫で12級が認定されないか?というご相談は、少なくありません。
相談会を開催すると、必ずそういうご相談をされるお客様が2~3名はいらっしゃる印象です。
当然、14級よりは12級の認定を受けたい、と私も思っています。被害者様の賠償額が大きくなることはもちろん、私の報酬も上がりますから、12級の認定を受けたい気持ちは山々です。

それでは、どのような要件で12級は認定されるのでしょうか。
そのことについて、私の知る限り、真実を書いている弁護士事務所、行政書士事務所のホームページは見当たりません。
本当にご存じないからなのか、もしくはわかっているけど書かないのか、それとも医学的な要因だけで12級が獲得できると信じているのか、そのあたりはそれぞれのご見解があるのだろうと思われます。

当事務所では、今まで対応してきた経験や知識については、相談時に相談者様に対して、または当ホームページにおいても、包み隠さず明らかにしております。ですので、ここでは12級の要件についてズバリ書きます。
12級は、大きな事故から順番に認定されているというイメージを持っていてただいて問題ありません。
すなわち、事故態様(どのような事故であったか)が一定程度大きな規模でなければ、いかに医学的な側面で認定申請を行っても、12級は認定されず、認定されて14級どまりだということです。

スパーリング、ジャクソン等の神経学的所見で陽性が得られていること?
MRI画像において、著明なヘルニアが確認できること?
これらが要件であると多くの専門家のホームページで書かれていますが、それは間違いです。もちろん、それらの所見があった場合、認定において有利な所見であることは間違いありません。
しかしながら、事故自体が一定の規模を超えた事故でなければ、12級は認定されないのです。

そして、画像所見や神経学的所見よりは、主治医の意見(医療照会や後遺障害診断書)の方が、どちらかというと大きな要素であると私は経験上、感じております。
ですがそれであっても、12級となると事故態様に大きく左右されるため、12級を医学的な側面だけで確実に認定を獲得できる、とは断言ができないのです。

それでは、どのような事故態様であれば12級が認定されるのでしょうか。
今までの経験では、
・高速道路でノーブレーキでトラックに追突され、幸いにして頸椎捻挫のみの怪我で済んだが車は全損
・ノーブレーキで追突され、頸椎捻挫だけでなく、ダッシュボードに膝をぶつけて高原骨折にもなった
・側面衝突され、車が横転した
・むちうちに伴って、棘突起の骨折(首の後方の骨の骨折)も伴っていた
などでは、むちうちで12級が認定されています。

事故態様は、センター試験で言うところの足切り要件

事故態様は、センター試験で言えば足切り要件です。
つまり、一定程度の事故態様があって、はじめて医学的な部分の審査にステージが移る、ということです。
これは12級に限った話ではなく、14級であっても当てはまります。
こすったような事故や軽微な事故では、いかに医学的な所見や自覚症状が伴っていたとしても、14級であっても認定されることはないのです。
我々の相談会では、これらの事柄を踏まえ、総合的なところから認定の可能性についてご説明させていただいています。
しかしながら、私たちがサポートできるのは医学的な側面と、その他通院などについてのテクニックのみ。事故態様についてはどうしようもない分野です。
しかし、12級であっても、14級であっても、むちうちのサポートはやるべきことは同じ。
医療照会に向けての準備と医師面談、それに加えて自覚症状の精査、通院実績についての助言、画像分析です。
事故態様については動かしがたい事実ですが、それでもその他の要素について全力で対応するのみです。
以上より、いくつかの専門家のホームページで謳われている、『認定率〇%』の文字。こんなものは、まったく意味をなさない数字なのです。

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