非該当⇒14級9号:頚椎捻挫(30代男性・千葉県)

【事案】

T字路で自動車停車中、後続車の追突を受ける。さらに、治療中、自転車で直進中に左側道から飛び出した自動車の衝突を受けた。1回目事故の症状は回復傾向であったが、2回目事故から頚部痛と右上肢に痺れがしぶとく残った。

【問題点】

異時共同不法行為とするか否か?まずはここから検討、回復の経過から2回目事故のみで申請した。医療照会が入ったところ、訴えていた主訴「痺れ」の記載が受傷初期からないことを理由に非該当となった。

【立証ポイント】

そんなはずはない。カルテを回収・確認したところ、折り悪く電子カルテへの移行の際、手書きの所見が電子カルテに移転載されていないことが判明した。医師に「神経学的所見の推移」を記載いただくと共に、新旧カルテを付した異議申立書で事情を説明した。

このような被害者に責のないミスで等級を取りこぼすことがあります。本件は運が悪かったとしか言いようがない。それでも私の油断が招いたこと、しっかりリカバリーしました。

(平成27年5月)
 
 

非該当⇒14級9号:頸椎捻挫(20代男性・大阪府)

【事案】

自動車運転中、交差点を右折しようとしたところ、信号無視の自動車に側面衝突されたもの。

【問題点】

既に非該当となっていた。

後方からの追突ではないため、受傷態様が弱いと思われた。

【立証のポイント】

物損の見積もりを添付し、また事故状況を細かく作成し、死角からの衝突であることを立証した。

それに加え、症状固定後の通院実績を明らかにして症状の一貫性を補足、またMRIを撮影する。

14級9号が認定される。                             (平成26年11月)

非該当⇒14級9号:頸椎捻挫(40代男性・京都府)

【事案】

バイク運転中に自動車と接触し頭から転倒したもの。

【問題点】

相談時に既に事前認定で非該当となっていた。

治療の連続性が保たれていなかった。

後遺障害診断書等、医証の記載も不十分であった。

【立証のポイント】

認定は非常に厳しいと思われたが、受傷態様を分析してこれなら可能性はある、と考え異議申立を受任。

まずは医師面談行い、諸検査を追加依頼し、後遺障害診断書にその検査結果を追記していただく。

また、MRI画像を放射線科医に鑑定依頼、鑑定書を作成する。それらを添付し、異議申立を行う。難しいと思われたが、14級9号が認定された。                       (平成26年11月)

非該当⇒14級9号:頸椎捻挫(30代男性・兵庫県)

【事案】
自転車運転中に自動車に側面衝突されたもの

【問題点】
頭痛、吐き気、めまいなど、バレ・リューの症状が主たる症状であった。
また、既に初回申請で非該当となっており、また治療実績も不十分であった。

【立証のポイント】
ひとまず、バレ・リューの症状を緩和させるため、ペインクリニックへの通院を行うようにアドバイスする。
並行して健保によるリハビリ通院を行うよう指示し、治療実績の補完を行う。
ペインクリニックの医師に医師面談を行い、改めて現状の症状について、後遺障害診断書にまとめていただく。
申請から約半年ほど経ち、ようやく結果が出た。無事14級9号が認定された。
                                 (平成26年4月)

非該当⇒14級9号:頸椎捻挫 異議申立(40代女性・兵庫県)

【事案】

自動車同士の追突事故により受傷したもの

【問題点】

・保険会社との対応でトラブルが起きていた

・医師とも良好な関係ではなかった

【立証ポイント】

治療実績を今一度精査し、整理した。症状固定後の通院実績も含め、治療の連続性・症状の一貫性を改めて異議申立で主張する。無事に14級9号が認定された。

                                   (平成25年4月)

非該当⇒14級9号:外傷性頚部症候群 異議申立(20代男性・茨城県)

【事案】

バイク運転中、自動車に前方を塞がれて転倒、足首骨折は軽症も、同時に受傷した頚部症状が酷い。本人による被害者請求で非該当の認定、その後ご相談をいただく。

【問題点】

既に非該当の結論が出ている事実は、重い。覆せるだけの材料があるか?

【立証ポイント】

①伝え切れていない事実
非該当となった当時の申請書一式を読み込み、伝え切れていない事実を探したところ、受傷機転の説明が実情を反映していないことが判明。早速現地調査を行い、14級レベルの症状が残存しても仕方ないと説明がつくような事故状況であったことを資料にまとめ上げる。

②新たな事実
C4/5に膨隆所見があったため、同高位を中心に画像撮影専門病院で再度のMRI撮影。この所見を持って主治医に新たな理学的観点からの診断書を作成してもらい、「新事実」 というには大げさだが、自覚症状の裏付けとなる資料を整理する。

①②の資料作成までを当事務所の業務として、実際の異議申立は連携する弁護士先生にお願いした。結果、無事に14級9号の認定を受ける。依頼者様とも協力し合って事実が事実の通りに認定評価されたことがとても嬉しく、担当MCとしても満足感が残る。

【教訓】

現地訪問・事故現場取材が勝負を分けました。

(平成24年12月)