併合4級:高次脳機能障害(30代男性・兵庫県)

【事案】
400ccバイクで走行中、センターラインオーバーしてきた対向車に正面衝突されたもの。
【問題点】
頻繁にてんかんが起こっていたため、症状固定時期を慎重に見極める必要があった。
また、右肘頭開放骨折、右大腿骨顆部開放骨折、左肩甲骨骨折も伴っており、それら整形の分野の治療、立証も必要であったため、症状固定までのスケジュールを被害者にとって無理のないものに計画を立てる必要があった。
【立証のポイント】
左側頭骨陥没骨折が確認できたため、言語障害、難聴の有無については特に細心の注意を払って立証を行う。
高次脳機能障害の専門病院をご紹介し、必要と考える神経心理学検査の実施をオーダー。
また、てんかんについては脳波検査を実施し、症状固定時期について医師と慎重に協議していった。
同時に、整形の分野の障害についても、抜釘後適切な時期にそれぞれ症状固定とし、後遺障害診断を受ける。
また、頭部のT2スター検査を依頼し、左頭頂葉の皮質下白質に脳挫傷後の委縮とヘモジデリン沈着の存在を突き止める。
高次脳機能障害で5級2号、整形の分野の障害と併合で併合4級が認定された。
                                 (平成31年4月)

スタッフ募集(契約社員を経て正社員)の募集

交通事故における自賠責請求業務を行っています。
大阪の中心地から、関西の交通事故被害者様のサポートを行っています。

【業務内容】
・交通事故被害者と病院に同行し、書類や画像の手配、医師面談
・法律事務所への打合せ業務
・交通事故相談会、研修会に関する業務
・文章作成、一般事務
・保険代理店様やクリニック様への営業活動

【条件】
・30歳くらいまでの男女
・行政書士資格保有、または勉強中の方

【待遇】
・研修期間6カ月
・研修期間の給与18万円(固定残業代16時間含む)
・交通費実費支給
・将来の独立開業希望者は支援します

【採用について】
・書面選考(下記住所に履歴書をお送りください)
・書面選考後に、合格者のみ面接
・合格者は補助者登録を行います

送付先・・・〒530-0012
         大阪市北区芝田1-1-4 阪急ターミナルビル16階
          リーフ行政書士事務所 宛 
      (必ず、封筒に履歴書在中、とお書きください)

相談会は和やかな雰囲気です。

高次脳機能障害 介護料請求のための立証について②

遂行機能障害

介護スコアでは2または1に該当します。
生活上必要な情報を計画して実行していく作業が困難になります。
遂行機能障害では、計画、実行、確認が困難となり、支持されたことには対応できるが、自分からは能動的に動けない、また2つ以上の作業を同時に行うことができない、といった障害が現れます。
見守りや声掛けがないと、ミスや勘違いが頻発します。

失語

介護スコアでは、2もしくは3に該当します。
・話す内容が文章にならず、会話が成り立たない
・同じことを何度も言う
・相手に話したいことが上手く伝えられない
・簡単な単語が出てこない
・張力は正常であるが、音に対して反応ができない
などの症状があります。

半側空間無視

介護スコアでは、1または2またはに該当します。
眼自体は正常ですが、左側の物について見落とし認識ができない状態です。
食事の時に左側にあるものに手を付けない、歩いているとだんだん右側に寄っていく、左側にあるものによくぶつかる、などの症状があります。

記憶障害

介護スコアでは、1、2または3に該当します。
・少し前に話したことを忘れる
・約束を守ることができない
・物をよくなくす
・曜日や時間がわからない
などの症状があります。

地誌的障害

介護スコアでは、1または2に該当します。
・地図を読むことができない
・道がわからなくなることが多く、自宅にたどり着けない
・今何階にいるのかわからない
などの症状があります。

失行

介護スコアでは、2または3に該当します。
今までできていた行動ができなくなります。
例えば、箸をもってもその使い方がわからなかったり、櫛をもってもその使い方がわからない、などの症状があります。

失認

介護スコアでは、2または3に該当します。
触覚失認、聴覚失認、視覚失認、身体失認、病態失認があり、それぞれ今まで認識できていたことができなくなります。

社会的行動障害

介護スコアでは、2または3に該当します。
・易怒性
・こだわりが強い
・羞恥心の欠如
・自傷行為
・妄想
などの症状があります。対人関係が上手くいかなくなり、良好な対人関係の維持が困難となります。

てんかん

介護スコアでは、3に該当します。
1日に2ないし3回の抗痙攣剤の内服が必要で、1人での外出が困難となります。

尿崩症

介護スコアでは、2または3に該当します。
頭部外傷を原因とする中枢性尿崩症では、抗利尿ホルモン作用のあるデスモプレシンを点鼻する必要があります。

介護料の請求のための立証を含む、高次脳機能障害についての無料相談を随時承っております。
お気軽にお問合せください。

高次脳機能障害 介護料請求のための立証について①

高次脳機能障害における介護料

高次脳機能障害において、介護料の請求は後遺障害等級によって決まる、と考えられている専門家が多くいます。
しかし、それは誤りです。
介護料は後遺障害等級によって決定されるものではなく、被害者の支障の実態で決まります。

例えば、高次脳機能障害の等級が2級1号、3級3号であっても、高次脳機能障害の症状を細かく立証していくことで、介護メーターのスコアが18点以上であることを立証できれば、常時介護を請求可能となります。
5級2号であっても、日常生活における支障を細かく立証することで、日額1000円、2000円、3000円、5000円の介護料が認定されることがあります。
裁判では、介護スコアに基づいて、高次脳機能障害の支障をしっかりと立証して介護料の請求について検討していく必要があります。

介護スコアとは

着替え、洗顔、食事、トイレ、服薬、入浴、遂行機能障害、記憶障害、地誌的障害、半側空間無視、失認、失行、失語、社会的行動障害、てんかん、尿崩症、について、それぞれ3(要介助)、2(要声掛け)、1(要見守り)、0(自立)の点数で立証していきます。
例えば服薬の項目では、自分で薬を出して内服していれば自立、内服し忘れがたまにあれば見守り、指摘しないと内服しない場合は声掛け、全く内服ができない場合は介助となります。

高次脳機能障害についての無料相談を随時承っております。
お気軽にお問い合わせください。

後遺障害診断書

三井住友海上のファミリーバイク特約についての注意点

ファミリーバイク特約とは

ファミリーバイク特約は、自宅の自動車の自動車保険に付帯できる特約です。
125cc以下のバイクが対象となり、バイクそのものに任意保険をかける場合に比べて、保険料を安く抑えることができる傾向にあります。
本契約である自動車保険から対人対物賠償事故の補償に加え、人身タイプでは人身傷害保険が、自損タイプでは自損事故保険が適用可能となります。

三井住友海上のファミリーバイク特約の注意点

ファミリーバイク特約を付帯している場合、本契約の自動車の自動車保険に弁護士費用特約が付帯されていれば、ファミリーバイク特約の対象となるバイクで事故に遭った場合、自動車の弁護士費用特約を使うことができます。

しかし、三井住友海上の場合、弁護士費用特約が以下のように二種類に分類されています。
・弁護士費用特約・・・自動車事故に限らず、日常生活全般の被害事故(自転車同士の事故など)にも適用可能、一世帯に1台にセットすれば家族が所有している車にも適用
・自動車事故弁護士費用特約・・・自動車事故に限って適用可能、特約をセットした車以外には適用できない

このため、ファミリーバイク特約を付帯する際に注意が必要となるのです。
つまり、ファミリーバイク特約を付帯した本契約の自動車保険の弁護士費用特約が自動車事故弁護士費用特約であった場合は、バイクで事故に遭った場合に車の弁護士費用特約が使えません
このケースで、バイク運転中にも弁護士費用特約を適用するためには、
自動車の弁護士費用特約を、自動車事故弁護士費用特約から弁護士費用特約に変更する
ファミリーバイク特約をあきらめ、バイク自身に別途任意保険をかけてそこに弁護士費用特約をセットする
三井住友海上から他社に変更する
これらいずれかの対応が必要となります。

三井住友海上のファミリーバイク特約を契約されておられる方は、ぜひとも弁護士費用特約の内容についてご確認いただきたいと思います。
もし弁護士費用特約が『自動車事故弁護士費用特約』であった場合、自動車事故以外の事故(自転車同士の事故、歩行者と自転車の事故、など)の場合に弁護士費用特約が使えないことはもちろん、ファミリーバイク特約をつけたバイクで自動車事故に遭った場合でも弁護士費用特約を使うことができません。

交通事故無料相談では、自動車保険に関するご相談にも対応しております。
自動車保険を見直したい場合等、お気軽にご相談ください。

無料相談からはじめる交通事故解決

併合6級:高次脳機能障害(60代女性・大阪府)

【事案】
信号のない横断歩道を徒歩で横断中に、自動車にはねられたもの。
【問題点】
意識障害の所見が、画像等から考えると軽く記載されていると考えられた。
半側空間無視、左難聴を伴っていたため、それぞれの検査通院が必要であった。
【立証のポイント】
意識障害の所見について精査するため、カルテを取り付け、受傷後間もない頃の状態を分析した。
併せて画像所見を検証し、そのうえで医師面談を行い、意識障害について追記、訂正を求めた。
高次脳機能障害の専門病院にて必要と思われる神経心理学検査をオーダーし、実施を依頼する。
半側空間無視についてはBIT検査を依頼、難聴については耳鼻科でABR検査を依頼する。
意識障害の所見について若干の不安があったので、T2スター撮影を医師に依頼し、画像所見を補強した。
高次脳機能障害で7級4号が認定され、醜状痕、難聴等で併合6級が認定された。
(平成30年4月)

5級2号:高次脳機能障害(20代男性・兵庫県)

【事案】
原付で交差点を走行中に、右折してきた自動車に跳ね飛ばされたもの
【問題点】
脳挫傷に伴い、左頭蓋底骨折が確認されたため、嗅覚や味覚の障害が予想された。
脳挫傷は両側前頭葉に認められ、また脳の広範囲に硬膜下血腫、くも膜下出血が確認されたため、予想される障害は多岐にわたり、そのため神経心理学検査は多種様々な連鎖が必要であると考えられた。
また、前頭葉を損傷していることから、情動障害も予測された。
【立証のポイント】
情動障害の立証のため、事故当初からご家族にはメモや日記をつけていただくことをお願いした。
また、被害者様が自傷行為を行ったため、心の面でのサポートが必要不可欠であり、無理な検査日程はなるべく避けるように配慮した。
画像所見から、症状は多岐にわたることが予測されたため、予測し得る症状について、それらに対する神経心理学検査のメニューを作成し、専門医をご紹介。その専門医に検査メニューの実施をオーダーした。
情動障害については、書き溜めていただいたメモや日記を基に、医師に『神経系統の障害に関する医学的意見』において医師の所見と意見をお書きいただき、それを補強する形で日常生活状況報告書を作成した。
慢性期の脳の状態を確認するため、T2スター撮影を医師に依頼。
脳の萎縮とびまん性軸索損傷後の出血痕が描出され、画像所見を大きく補強された。
嗅覚味覚については、オルファクトメーターとろ紙ディスクで立証。いずれも味覚嗅覚減退で、14級相当が評価される。
これら一連の立証が功を奏し、併合5級(味覚嗅覚との併合)が認定された。
足かけ一年半にわたる立証作業であった。
(平成30年4月)

遂行機能障害への具体的対応 ~高次脳機能障害~

遂行機能障害について

目的に対してとる有効な行動についての認知機能を遂行機能と言います。
目的のために必要な計画、手順、実行を上手く行えない障害が遂行機能障害です。
遂行機能障害の立証には、前頭葉機能検査(FAB)、ウィスコンシンカードソーティングテスト(KWCST)、トレイルメーキングテスト(TMT)、かな拾いテスト、遂行機能障害症候群の行動評価(BADS)などの検査で立証します。

遂行機能障害の症状

・買い物で必要なもの以外を買う
・食べ終わっても食べ続けるようとする
・交通機関の乗り換えができない
見通しが立てられない
・計画を立てて物事を進められない
・すぐにあきらめてしまう
・不確定要素に遭遇すると対処できずパニックになる
・指示されないと行動できない
・時間の配分が上手くできない
・思い付きで計画を立てずに行動する
・外出着のまま就寝してしまう
などがあり、遂行機能障害の症状は多岐にわたります。
遂行機能障害の被害者様の対応の経験の中で強く感じる特徴的な症状は、『見通しが立てられない』という症状です。

遂行機能障害への具体的対応

・手順や行動について、言語化して行動する(声に出して確認しながら行動する)
・視覚的に確認できるメモや絵カードを活用する
・複数のことは行わず、一つのことを終わりまでやり遂げるようにする
・何事も時間の余裕をもって行う
・計画をカレンダーなどに書き出して、頭の中だけで処理するのではなく書いてから行動する
これらの対応が遂行機能障害には効果的です。

まとめ

遂行機能障害は高次脳機能障害の障害の中でも症状が非常に多岐にわたり、立証にはさまざまな神経心理学検査で障害をあぶりだす作業が必要です。
高次脳機能障害の立証について、無料相談を随時承っております。
フリーダイヤルにてお気軽にご相談ください。無料出張相談にも対応しております。

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注意障害への具体的対応 ~高次脳機能障害~

注意障害について

注意機能は、脳機能全体の土台の役割を果たしています。
注意機能が障害されると、他のすべての認知機能に影響を及ぼします。
別の言い方をすると、注意障害なしに記憶障害や遂行機能障害はありえないと言えます。

注意障害は、WAIS知能検査の下位項目、PASAT、TMT、K-ABC、ベンダーゲシュタルトテスト、フロスティッグ視知覚発達検査などの検査で立証していきます。

注意障害の症状

・外からの刺激で容易に注意をそらされる
・集中できない
注意が散漫でミスが多い
・耳は聞こえているのに話しかけられても反応しない
・よく物をなくす
・持続力がない
・居眠りが多い
・物事をきっちり完成させずに次のことにとりかかろうとする
など、注意障害の症状は非常に多岐にわたります。
私が対応させていただいた中で強く感じる特徴的な症状は、『注意が散漫でミスが多い』という症状です。
高次脳機能障害の患者様では、ほぼ全員に見られる症状であるように感じます。

注意障害への対応

・集中力を高めるため、反復刺激によって注意機能を刺激する訓練を行う
・行動療法を取り入れた訓練を行う
・名前を呼ぶ、肩をたたく、など注意を引き付けてから指示をするように心がける
・何事も目標を設定する
・見通しを簡潔にし、スケジュールを明確にする
などの対応が効果的です。

まとめ

注意障害の立証は、高次脳機能障害の立証全体に影響する非常に重要なファクターです。
意識障害の立証、画像所見の獲得と同様に、非常に大切な要素です。
注意障害の立証で躓くと、高次脳機能障害の立証はやや暗礁に乗り上げることになります。
そのためにも、注意障害にの立証については粘り強く対応していく必要があります。
まちがっても、WAISのみの検査で終了、というような対応は避けなければなりません。

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失語、半側空間無視への具体的対応 ~高次脳機能障害~

失語について

左大脳半球の損傷によって起こる言語機能の障害を、失語といいます。
左大脳半球が損傷を受けていることが画像で確認できるときは、失語の症状と思われるものが現れていないと思われる場合でも、失語の検査を受けるべきです。
言語・コミュニケーション機能の評価には、標準失語症検査(SLTA)、ITPA言語学習能力診断検査などで立証していきます。

失語の症状

・滑らかに話すことができない
・話し方が遅い
・発音が不明瞭
・質問に適さない答えをする
・聞いたことが理解できない
・話しかけられて答えられない
・新しい言葉を覚えにくい
・文字を読めない
・文字を書けない
などの症状があります。

私が対応させていただいて経験してきた中では、『滑らかに話すことができない』という症状が特によく見受けられる症状であると感じます。

失語への対応

・できる限り1対1で会話をする
・ゆっくりと、よく知っている言葉で話す
・書いて示す
・ジェスチャーを交える
・疲れているときには休息をとる
これらが、失語の患者様への対応には大切です。
失語に対する、周りの心理面でのサポートが必要です。

半側空間無視について

半側空間無視は、何かしらの刺激に対して大脳病巣の反対側に与えられた刺激に反応しない状態を言います。
半側空間無視は、その多くが左半側空間無視です。

半側空間無視の症状

・右側にあるものを見落とす
・左側の物を食べ残す
・左側の人や物にぶつかる
・道路や廊下で左に曲がれない
・麻痺がないにもかかわらず、左手を使わない
などの症状があります。

半側空間無視の立証と対応

半側空間無視は、行動性無視検査(BIT)の中の、星印抹消課題と線分抹消課題によって立証します。
・物の大きさや配色に配慮する
・廊下の床にテープで印をつけ、それをたどって往復する訓練をする
・視覚探索活動と全身運動を組み合わせた訓練をする
等の対応で改善を目指していきます。

まとめ

失語、半側空間無視は、高次脳機能障害において特徴的な症状です。
これらの症状が実際に発症しているのかわかりにくい場合であっても、画像で読み取れる所見から実際に検査を受けておくべきケースもあります。
高次脳機能障害の立証について、無料相談を承っております。
フリーダイヤルにて、お気軽にお問合せください。

被害者請求
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